今季巨人を象徴する「ベストナイン0人」 坂本勇人、中田翔、丸佳浩…「ピーク越えた選手ばかり」

J-CASTニュース

   日本野球機構(NPB)は2022年11月24日、今季のセ・パ両リーグのベストナインを発表した。26年ぶりの日本一に輝いたオリックス、セ・リーグを連覇したヤクルトと、ソフトバンク、阪神の4球団から最多タイの3人が選ばれた。一方で巨人は15年以来7年ぶりに選出ゼロに終わった。

  • 巨人の坂本勇人(左)と丸佳浩(写真:AP/アフロ)

    巨人の坂本勇人(左)と丸佳浩(写真:AP/アフロ)

  • NPBのツイッター(@npb)より

    NPBのツイッター(@npb)より

  • NPBのツイッター(@npb)より

    NPBのツイッター(@npb)より

岡本・吉川らが「チームを引っ張らなければいけない立場」

   5年ぶりのBクラスに沈んだ今季を象徴する結果となった。遊撃は坂本勇人が18年から4年連続で受賞していたが、今季は開幕前含めて3度の故障で戦線離脱。83試合出場にとどまり、打率.286、5本塁打、33打点と不本意な成績に終わった。また、三塁の岡本和真は1票も入らず。三冠王に輝いたヤクルト・村上宗隆が最多得票の298票だった。

   巨人の野手陣は坂本、岡本を筆頭に一塁・中田翔、中堅・丸佳浩と実績十分の選手たちばかりだ。ただ、スポーツ紙デスクは違った見方をする。

「坂本、中田、丸とピークを越えた選手ばかり。中田は打撃フォームの改造で復調し、シーズン途中から4番に座りましたが、本来なら岡本和真が不動の4番、二塁の吉川尚輝が球界を代表するリードオフマンとして活躍しないと。彼らはそれだけの能力を兼ね備えているし、チームを引っ張らなければいけない立場です」

   打撃不振で4番を剥奪されるなど悔しいシーズンに終わった岡本だが、11月23日に東京ドームで行われた「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2022 supported by DAZN」で新主将になることが発表された。副主将は吉川尚輝に。中心選手としてさらなる飛躍をしてほしいという原監督の思いが込められた人選となった。

   岡本は「今年はファンの方も、僕たちもめちゃくちゃ悔しい思いをした。来年は絶対に優勝します。応援よろしくお願いします」と力強く宣言した。V奪回が至上命題の巨人。岡本、吉川ら20代後半の選手たちの活躍が不可欠だ。(中町顕吾)

Source

タイトルとURLをコピーしました