サイレックス、Wi-Fi 6Eに対応した組み込みモジュール「SX-PCEAX」シリーズの受注開始 

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SX-PCEAX-M2

 サイレックス・テクノロジー株式会社は、Wi-Fi 6E対応の組み込みLANモジュール「SX-PCEAX」シリーズの受注を開始した。出荷開始は2023年1月の予定としている。

 Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の周波数帯域を増やし。2.4GHz帯と5GHz帯に加え、新たに6GHz帯を使用可能にしたもの。これまでWi-Fiでは使われていなかった6GHz帯を使用することで、通信の混雑を避けられる。

 同シリーズは、M.2 2230 カードタイプ(M.2 Card type 2230-S3-E)の「SX-PCEAX-M2」、Half Mini PCIeカードタイプの「SX-PCEAX-HMC」、M.2 LGA Type 1418表面実装タイプの「SX-PCEAX-SMT」の3製品。いずれも、Qualcomm QCA2066チップセットを搭載し、Wi-FiインターフェースはPCI Express 3.0に対応。また、USB 1.1によりBluetooth 5.2(BR/EDR/LE class1準拠)にも対応する。動作電圧は3.3V。

SX-PCEAX-HMC

SX-PCEAX-SMT

 工業用や医療用機器、OA機器、IoT端末などでの利用を想定。同社では、周囲のデバイスの影響を受けることなく、安定した通信環境の構築が可能な6GHz帯により、医療用患者モニタリング装置や産業用プロセス監視・制御システムなど、ミッションクリティカルなIoTデバイスのコネクティビティに価値を提供するとしている。

組み込み製品の例

 いずれも価格はオープン。SX-PCEAX-M2とSX-PCEAX-HMCは100式から、SX-PCEAX-SMTは1200式からの販売だが、付属品つき1セット/式での販売も可能で、評価キットも用意されている。

 また、同社ではドライバーサポートやハードウェアデザインを提供可能なほか、カスタムドライバー開発、無線認証サービス、ハードウェア回路図設計レビューなどのエンジニアリングサービスも可能としている。

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