共産小池氏パワハラ、志位氏も「まずいとその時思った」 対応遅れ反省「議論しておけばよかった」

J-CASTニュース

   共産党は2022年11月14日に開いた常任幹部会で、小池晃書記局長の同僚議員に対する言動をパワーハラスメントと認定し、口頭による警告処分にしたと発表した。

   問題の言動があったのは11月5日の党内会議。2日後の11月7日にも常任幹部会は開かれたが、対応は1週間後にずれ込んだ。志位和夫委員長は、会議の様子を動画中継で見ており、その時点で「まずい発言じゃないかな」と感じていた。それでも対応が遅れたことについて、11月7日の時点で「率直に問題提起をして、きちんと議論しておけばよかった」と反省の弁を述べた。

  • 記者会見する共産党の志位和夫委員長(写真は共産党配信の動画から)

    記者会見する共産党の志位和夫委員長(写真は共産党配信の動画から)

  • 記者会見する共産党の志位和夫委員長(写真は共産党配信の動画から)

「パワーハラスメントそのものであって、あってはならないことだった」

   小池氏の言動があったのは「全国地方議員・候補者会議」。小池氏が壇上で読み上げた議員名が間違っており、降壇後に田村智子政策委員長が訂正した。その後、小池氏は司会席に詰め寄り、田村氏を指差しながら「訂正する必要ないって!」などと??責(しっせき)。この様子が動画で拡散され、ネット上で批判の声があがっていた。共産党の地方議員からも批判が出ていた。小池氏の11月14日の記者会見の説明によると、読み上げたレジュメに書かれていた議員名が間違っていた。

   小池氏は言動について、

「パワーハラスメントそのものであって、あってはならないことだったと率直に申し上げなければならない。私自身の品性の上での弱点が表れたものだと自己総括している。二度と再び繰り返さないためには、深刻な反省と自己改革が必要だと、私自身肝に銘じているところだ」

などと述べた。小池氏は記者会見に先立つ11月13日夕、言動を「深く反省」し、田村氏に謝罪したことをツイートで明らかにした。態度表明が遅れたことについても

「やはり、自ら正すことができなかった。批判が寄せられた結果、パワハラという認識に至った。そこまで時間がかかってしまったということも反省点」

と反省の弁を述べた。

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