森友哉、近藤健介、中村奨吾…FA権行使なら「争奪戦は間違いない」 獲得ねらう球団とは?

J-CASTニュース

   日本シリーズはオリックスが4勝2敗1分でヤクルトを下し、26年ぶりの日本一を達成した。ポストシーズンを終え、きょう2022年10月31日からFA権有資格者が権利を行使するための手続き期間がスタートする。

   FA市場で動向が注目された西武・外崎修汰、広島・西川龍馬、野間峻祥、阪神・岩崎優らが残留を決断。阪神・西勇輝も残留が濃厚という見方が強い。一方で、西武・森友哉、日本ハム・近藤健介、ロッテ・中村奨吾は他球団移籍を視野にFA権を行使する可能性がある。

  • 東京五輪に出場した近藤健介(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

    東京五輪に出場した近藤健介(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

  • 東京五輪に出場した近藤健介(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

今オフは「移籍ラッシュ」になる?

   スポーツ紙デスクは、「3人が権利を行使すれば複数球団の争奪戦は間違いないでしょう」と断言する。

「森は強打が持ち味だが、リード面でも成長して球界屈指の捕手への地位を固めている。巨人、オリックスが獲得に向けて調査しているようです。近藤は通算打率.307と広角に安打を打ち分ける高度な技術が大きな魅力。権利を行使すれば、ソフトバンク、ロッテ、オリックスが獲得に動くとみられる。中村は堅守とパンチ力が武器の二塁手で、権利を行使した場合に注目されるのは阪神の動向です。今年は二塁手を固定できず、オフにはトレードで日本ハムから渡邉諒を獲得するなど補強の最重要ポイントです。中村はこのピースにピタリとハマる」

   森、近藤、中村は権利を行使した場合でも、残留の可能性が十分にある。松井稼頭央新監督が就任した西武は、今季リーグトップのチーム防御率2.75をマーク。来季もバッテリーを中心としたチーム作りを進めていくとみられる。扇の要である森が残留しなければ大幅な戦力ダウンを強いられるのは必至だ。

   日本ハムは新庄剛志監督が自身のインスタグラムで近藤に残留のラブコールを送っている。「チームの顔」として長年活躍してきたが、他球団の評価を聞きたい思いは当然あるだろう。近年の日本ハムは下位に低迷しており、新庄監督が就任した昨年も最下位に沈んだ。勝ちたい思いが誰よりも強い選手だけに、FAの去就にどう影響するか。

   この他にもオリックス・伏見寅威、DeNA・嶺井博希がFA権を行使する可能性があり、今オフは「移籍ラッシュ」になるかもしれない。(中町顕吾)

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