ころんだ場所 from してんマップ

デイリーポータルZ

町には人の視点がくっついている

ここで転んだ、ここに友達が住んでいた、よくここに猫がいる、この石が人の顔に見える。

子どものころ、近所はそんな濃い世界でした。

大人になってから引っ越してきた街はなんだか平坦で、ここで生きているという実感がわいてきません。(でも長く住むにつれて景色に凹凸ができてきます)

そんな場所にくっついている記憶や個人的な見どころをかき集めるプロジェクトがしてんマップです。

してんマップがあると世界が違って見える。そのおもしろさを味わうために、さらに視点を集めます。今回のテーマは「転んだ場所」。(文:林雄司)

してんマップ

今回集めたいのは「転んだ場所」

かっこつけたリードを書きましたが子ども時代の話に限りません。転んだエピソードを場所付きで教えてください。

転んだ恥ずかしさを投稿することで昇華できるし、これを読んだ人がそこを通ることがあれば「ここで転んだのか…」と時間を超えて痛みをいたずらにシェアできます。

まずは投稿サンプルとしてデイリー関係者に転んだ話を投稿してもらいました。思った以上に転んでいました。気をつけて。

武蔵野大学にスライディングで入る

学生のころ、田無駅から自転車で学校に通っていたことがありました。
いちど、途中でどこかに寄ったかなにかの関係でいつものルートを外れて道に迷い、きょろきょろしながら自転車をこいでいたところ、車道と歩道の縁に前輪をすべらせて転倒。
しかもそのままスライディング形式で、ザシューと勢いをつけてすべってしまいました。
悪いことに場所が武蔵野大学の正門の真ん前でして、門を通過し学校の敷地内まで滑り込みました。
恥ずかしすぎてスッと起きて通りがかった学生さんに目的地を聞きました。
(古賀及子)
https://dailyportalz.jp/shiten-map/detail/view_place_detail/1193

大学で伝説になっていて欲しい。スライディングで入ってきたやつがいるって。 

見ず知らずの人にあやしてもらった

広場のど真ん中にある、ヒザぐらいの高さの鉄看板に激突して「あぎゃ〜!」と叫びながら転びました。 三角形のけっこう大きい看板なんですが、待ち合わせ場所を探すためにスマホ見ながら暗い中をうろうろしていたので全然気づきませんでした。歩きスマホはよくないです。
 持っていた傘や荷物がすべてふっとんだんですが、周りにいた人が「痛かったね」「大変だったね」と言いながらすべて集めてくれました。大人になってから初めて見ず知らずの人にあやしてもらいました。池袋って温かいところだなと思います。
(まいしろ)
https://dailyportalz.jp/shiten-map/detail/view_place_detail/1188

「痛かったね」と大人になってから言われることはそうそうありません。 

空中で足元に何もないことに気づく

出張の夜、夕食を買い、店を出て街灯もない暗闇の中スマホを見ながら歩いていたら駐車場沿いに走る水路に落下した。トム&ジェリーで普通に歩いてたら空中で足元に何もないのに気づき、落ちるようなあの感じ。意表をつかれたので受け身も取れず膝を強打、血だらけになった。(伊藤健史)
https://dailyportalz.jp/shiten-map/detail/view_place_detail/1191

身体が落ちて目だけ残るやつですね。 

水のようにビールを飲んで

大森ベルポートで勤務しているときに、1階のホールで定期的にビアホールが開催されていました。
閉幕間際に飲み物が100円で売られるので、水のようにたくさん飲みフラフラに。
帰宅時に大森駅のホームへ行く階段で10段落ちたものの、頬にアザができる程度の軽症でした。(橋田玲子)
https://dailyportalz.jp/shiten-map/detail/view_place_detail/1194

橋田さんは軽症と書いてますが、翌日目のまわりを青くして出社して周囲の人をドン引きさせてました。

いったん広告です

ドブに落ちてノート水没

中学生のころ、塾の帰りに自転車ごとドブに落ちました。20分前に一生懸命書いたノートが全部水没したので悲しかったのと、次の授業で先生に言われた「ドブに落ちたって漫画でしか聞いたことないぞ」という言葉を覚えています。その後開発されたようで、ストリートビューにはドブの姿はありませんでした。(まこまこまこっちゃん)
https://dailyportalz.jp/shiten-map/detail/view_place_detail/1190

ノートをヤギに食べられましたレベルのいいわけですよね。 

トロンボーンがひしゃげた

中3の夏休み後半くらいのころ、トロンボーンを持って自転車を片手運転して友達の家へ向かってたら、この辺りでバランスを崩して転びました。
バランスを崩した理由は、自転車のギヤを変えようとして運転してる方の手を離して両手離し運転になったからです。我ながら、なんでそんなことした?と思います。
その結果、トロンボーンのベルがひしゃげてしまい、とても悲しかったです。(宮城剛)
https://dailyportalz.jp/shiten-map/detail/view_place_detail/1196

宮城さん、トロンボーンをケースに入れずに持っていたのかな。 

転んでるのに「できる」と言い張った

小学校2年か3年の頃です。僕はみんなよりも自転車に乗れるようになるのが遅くて、ようやく補助輪を外せたくらだったと思うんですが、友だちの大島くんがおまえ二人乗りできるか、と言うのでやったことないしできるわけないのに「できるに決まっている」と答えました。

僕の子供用自転車は大島くんを荷台に乗せたまま3メートルくらい蛇行したあと転倒し、そのまま土手から畑まで落ちて止まりました。大島くんには「できねえじゃねえか!」と怒られましたが、それでも僕は「できる」と言い張ったのを覚えています。
(安藤昌教)
https://dailyportalz.jp/shiten-map/detail/view_place_detail/1195

できてないのに「できる」 と言ってる安藤少年がありありと想像できます。

人を率いて先頭でコケる

カルカルで昼のイベントが終わり、打ち上げは代々木公園でビールなんてどう?としゃれたつもりで引率してたら転びました。
山手線の橋脚の土台に足が引っかかり、あ、思ったけど静かに転びました。
膝から血が出てましたが、コンビニで絆創膏買って貼って芝生でビールを飲みました。
(林雄司)
https://dailyportalz.jp/shiten-map/detail/view_place_detail/1192

怪談のイベントだったんですが、怖いのはイベント後でした。 

怖恥ずかし

会社員時代、品川シーサイド駅の上りエスカレーターでコケました。朝の通勤ラッシュでサラリーマンがぎゅうぎゅうのところに転んだうえに、エスカレーターに挟まりそうで、怖恥ずかしかったです。(井上マサキ)
https://dailyportalz.jp/shiten-map/detail/view_place_detail/1189

品川シーサイドって神殿みたいなんですよね。あそこで井上さんが…。

ここがかつて井上さんが転んだ場所です

投稿はしてんマップまで

転んだイタ恥ずかしい場所を投稿してください。地図に我々の怨念を載せていきましょう。

しゃれになる転んだ話を送ってください。(しゃれないならないやつはご遠慮ください)

集まったらちょっとしたハザードマップになりますね。

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