5,000円以下で買えるイヤホンおすすめ3選。安くて音質のいいコスパの高いモデルを厳選【2022年最新版】

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コスパの高い人気モデルが集結!

最新のワイヤレスイヤホンって、かっこよくて便利ですよね。ただ、予算オーバーでなかなか手を出せないという人もいるのでは?あるいは、もうイヤホンは持っているけれど、もっと気軽に使える安めのものを予備用として常備しておきたいという人もいるかもしれません。いずれにしても値段重視で買った結果、つけ心地が気になったり、音質に違和感があったり、なんだか全体的に安っぽくてがっかり……というのは避けたいところ。

5,000円以下のイヤホンには、安くても優秀なモデルもちらほらあります。今回は、Wirecutterが専門家をまじえて厳選したおすすめのイヤホンを紹介。「これまで1,000種類以上のイヤホンをレビューしてきたので、多少のことでは驚かない」としつつ、1More Piston Fit BTには思わずうなったとのこと!そのほかにも、完全ワイヤレスから有線までおすすめ格安イヤホンが2022年最新版として更新されたので紹介していきます。


1More Piston Fit BTの凄みはバランスの取れたクリアな音質。専門家を含め調査に参加した全員が、このサウンドはお値段以上だという意見で一致。軽量で薄型のネックバンド(柔軟なバンドで両耳のイヤホンが繋がっている形状)は、首まわりにうまくフィットしてくれます。アルミ製のイヤホン部分はしっかり頑丈。使わないときはマグネットでくっつけて首に掛けておくことができます。イヤーチップは4サイズ付属しているので、自分の耳の大きさに合ったものを選んで使えるようになっています。操作方法は感覚的にわかりやすく、バッテリー駆動時間は8時間。IPX4の防水性能あり、保証期間は1年あります。

5,000円以内で買える格安イヤホンおすすめ:完全ワイヤレスイヤホンならEarFun Free 2

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Image: Wirecutter

完全ワイヤレスイヤホン。高価な製品によくあるプレミアムな機能満載。

できるだけ格安な完全ワイヤレスイヤホンを探している人には、EarFun Free 2がおすすめ。ワイヤレス充電ケース、タップ式操作など、機能性の高さが魅力。通話品質も良好。バッテリー駆動時間は7時間(ケース使用でさらに23時間)。IPX7の防水性能あり。うっかり水たまりに落としても慌てずに済みそうです。保証期間は18ヶ月。欠点があるとしたら、高音域が強調されて聞こえがちなこと。音質のバランスでいえば、上記の1More Piston Fit BTのほうが安定しています。

5,000円以内で買える格安イヤホンおすすめ:有線イヤホンならPanasonic RP-TCM125 ErgoFit

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Image: Wirecutter

格安とは思えないほどバランスの取れた音質の良さが魅力。リモート / マイク用ボタンあり。カラー展開が豊富。

とにかく格安重視で、音質も良いものを探している場合には、有名メーカーパナソニックの有線イヤホンRP-TCM125 ErgoFitがおすすめ。高音域から低音域まで、バランスの取れた音質が魅力。ヒップホップ、ロック、アコースティックなどさまざまな音楽ジャンルを流しても、音の強調や濁りが気になることなく楽しめるはず。

5,000円以内で買える格安イヤホンおすすめ:ネックバンド型ワイヤレスイヤホンなら1More Piston Fit BT

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Photo: Rozette Rago

1More Piston Fit BTは、音質も機能も素晴らしいのに5,000円以内で手に入る、かなり珍しいワイヤレスイヤホン。調査に参加した専門家にいくらすると思うか聞いてみたところ、「8,000円」「1万円」という値段予想が出るほど。

IPX4規格の防水性能なので、小雨が降ってきても心配なし。通話品質もクリアでBluetooth接続は安定。1度の充電で8時間バッテリーが持つので、朝から夕方まで使うのにも十分です。

この価格帯のイヤホンは太く硬めのプラスチック製なことが多いですが、「1More Piston Fit BT」のネックバンド型のデザインは軽量で快適。シリコンでかなり柔軟なコーティングが施されていて、ネックバンドがケーブルとバッテリーの重さを支えてくれるため、引っかかったり動作音が気になったりすることもなし。使わないときにはマグネットでくっつけて首から下げておくことができるので、イヤホンを付けたり外したりすることが多い人に便利です。

イヤホン部分もプラスチックではなくアルミ製で、ちょっとした高級感があります。イヤーチップは4サイズが付属されているので、自分の耳の大きさに合ったものを選んで使えるようになっています。

全体的にうまく作り込まれていて、同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べて壊れにくい印象です。万が一破損した場合は、1年間の保証があります。

操作は直感的でわかりやすく、ネックバンドの右側にあるコントローラーは片手でいじれるようになっています。マイクもコントローラーに配置されていて、この価格帯とは思えないほど良い音がします。

Bluetooth(バージョン5.0)接続を調査した際には、数部屋離れた場所でも通話や音楽の再生ができて、途切れたり不安定になったりすることもなく、映画鑑賞やビデオ通話でも気になる遅延はほぼありませんでした。

1More Piston Fit BTでもっとも衝撃を受けたのは、やはり音質です。同価格帯の他社製品とは比べものにならないほど良い音が期待できます。同価格帯のイヤホンのなかには、低音がぼやけていたり強調されていたり、高音が(ゴミ箱の蓋で叩いたかのようなシンバルの音がするなど)不自然だったりするものが多いのですが、1More Piston Fit BTの音はクリアでバランスが取れているのでどんな音楽とも相性が良いです。

強いていえば、低音は若干柔らかくてメリハリがなく、高価なヘッドホンの弾けるような迫力が足りないと感じることはあります。また高音域になるとやや粗く、数万円のヘッドホンと比べると弦楽器などのきらびやかさに欠けるかもしれません。ただ、5,000円以内のイヤホンなのに1万円のものと同じような音色がします。

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Photo: Carlos Hernandez
1More Piston Fit BTのネックバンドは薄型で軽量、かなりフレキシブルな素材を使用。操作方法は感覚的で、簡単!

バッテリー駆動時間は8時間。音量や通話の回数によって変動します。Wirecutter調査では70%の音量で音楽を流しっぱなしにしたところ、9時間以上持続しました。付属のUSBケーブルを使うと、1時間でフル充電。高価なワイヤレスイヤホンのような高速充電はありません。

ワークアウト中にイヤホンを使用したい場合には、ランニングや寝転がる姿勢のときにネックバンドが邪魔になることがあるため、代わりに「Aukey Latitude EP-B40」をおすすめします。

欲をいうならば、イヤホンのマグネットを付けたり外したりすると同時に電源がオン・オフになればもっと便利なのにと思いました。また、ちょっとした収納ケースがあっても良さそうです。でも、この値段でこの音質が手に入るのならば、そんなに細かいことは気にならないかもしれませんね。

5,000円以内で買える格安イヤホンおすすめ:完全ワイヤレスイヤホンならEarFun Free 2

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Photo: Rozette Rago

完全ワイヤレスイヤホンを探している場合、1万円以上する製品と肩を並べられるほど優秀なのが、EarFun Free 2。高価な製品によくあるプレミアムな機能満載です。テスト使用者からは、音質の良さに驚きの声があがっていました。

特に心地よく聞こえるのが、低〜中音域。低音は強調されすぎることなく、バスドラムも自然で鮮明な音が印象的。高音域は同じ価格帯の他社製品と比べるとディテールまではっきりめに聞こえます。ただ、7〜9 kHzが強調されやすく、音量が大きいと結構キツく聞こえることも。子音やシンバルの音が響くなぁという印象です。こうした問題は2〜3倍の値段する製品でもたまに見られるものでもあります。

多くの完全ワイヤレスイヤホンでは、イヤホン本体でのコントロールが限られている一方、EarFun Free 2では再生 / 一時停止、音量調整、曲のスキップ / 戻る、通話の開始 / 終了といった操作ができます。物理ボタンはなくタップ式。わりと広い面積をタップできるので、他社製と比べても使いやすい印象です。

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Photo: Rozette Rago
ケースは比較的小型でコンパクト。Qiワイヤレス充電対応。

イヤホン本体は、上記で紹介した1More Piston Fit BTと比べれば大きいですが、多くの人が快適と感じられるような形状になっています。3種類のサイズのチップ付属で、テスト使用者からは耳からはずれることなくしっかり固定できると評価されていました。それでも、耳や耳の穴がかなり小さいという場合には途中ではずれることもあるようです。こうした場合には、イヤーフックが付いているようなイヤホンのほうが合っているかもしれません。

通話品質は格安とは思えないほど非常に良く、自宅やオフィスで使っても鮮明に聞こえます。風切り音対策の機能はないため、風が強い日に通話する場合は屋内のほうが無難だといえます。

充電ケースは比較的小型。ジーパンのポケットに収まりやすいコンパクトさです。Qiワイヤレス充電対応。10分の充電で2時間使用できるなど、高速充電なのも魅力。フル充電だと約7時間使用可能です。ケース外に10分以上放置しておくと、自動シャットオフ機能が働きます。これにより使わないときは電力をセーブできるので便利です。

防塵、防水機能(IPX7)対応。雨のなかでも使用できます。IPX7というと、水深1mで最長30分間浸水しても影響を受けないことになります。ただしこれは海水、汗をのぞいた水分のみ。また、濡れたイヤホンは乾くまで待ってから充電する必要があります。保証期間は18カ月。

5,000円以内で買える格安イヤホンおすすめ:有線イヤホンならPanasonic RP-TCM125 ErgoFit

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Photo: Rozette Rago

格安の有線イヤホンを探している場合、視野に入れておきたいのがPanasonic RP-TCM125 ErgoFit。長年、イヤホンの調査を行なってきたWirecutterでは2013年からおすすめしてきたコスパ最強の製品です。

上記で紹介したEarFun Free 2のように「高音域の響き方が強いのは避けたい」という人に満足のいく音質なはず。高音域はやや強調されてはいますが、ボーカルも弦楽器の音もキツく感じることはなかったです。ヒップホップ、ロック、アコースティックなどさまざまな音楽ジャンルを流しても、音の強調や濁りが気になることなく、バランスよく聞こえます。これは、この価格帯ではかなり珍しいこと。2倍以上の価格がするような製品と比べても優秀な製品だといえます。

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Photo: Rozette Rago
有線の格安イヤホンには珍しく、リモート / マイク用ボタンもあります。

今や珍しくなったリモート / マイク用のリモコンがコードについています。Panasonic RP-TCM125 ErgoFitのリモート / マイク用ボタンでは、曲の再生、一時停止、スキップのほか、音声コントロールの起動も対応。通話品質も鮮明です。また、有線なのでBluetooth接続や充電の煩わしさを省けるのも魅力。

プラスチック感のあるデザインで、プレミアムなイヤホンに漂うような高級感は感じられないかもしれません。ただその分、軽量で扱いやすいはずです。シリコンチップは3種類のサイズ(小中大)あります。“ErgoFit”という名の通り、フィット感のいい形状になっていて、これについてはテスト使用者からもポジティブな評価が集まっていました。

表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、販売ページをご確認ください。©2022 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.

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