ソニーの最新VLOGCAM「ZV-1F」はキュートでワイドな単焦点コンデジ

GIZMODO

これはポケッタブルでめんこいコンデジですね。よいですね。

ビデオログ=VLOGを撮るためのカメラとしてリリースされたZV-1に、新たな弟? それとも妹? ともあれ兄弟機が登場です。新型の「ZV-1F」は、有効画素数2010万画素1インチExmor RS CMOSセンサーに、フルサイズ換算20mm f/2.0のZEISSテッサー T*レンズを組み合わせた広角単焦点コンデジです。

24-70mmをカバーしていたZV-1よりも、広角単焦点だったRX0 IIの24mmよりも広い範囲が撮れる。手に持って、レンズを自分に向けて、自撮りをする目的にフォーカスしたモデル。今までになかった新機軸な製品じゃないですか。

シンプルなフロントフェイスに感じるトイデジっぽさ

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左がZV-1F、右がZV-1。レンズカバーが省略されていますね。
Photo: 金本太郎

ZV-1Fの画像処理エンジンはBIONZ X。ZV-1と同じです。ISO感度がAutoで125-12800→125-6400(ZV-1F)、最大画素数時の連写速度が最高20コマ/秒→16コマ秒(ZV-1F)と、スペックリスト上は見劣りするところがありますが、自撮り中心のカメラとして極めなくてもいい性能を押さえたのでしょう。代わりとなるメリットでしょうか。同じバッテリーを用いながら約260枚→約360枚 (ZV-1F)・連続動画撮影時間約75分 →約90分とバッテリーライフが伸びました

また単焦点レンズとなったことと、ZEISSのバッジがフロントからなくなったことで、似通ったディメンジョンなのにシンプルで小綺麗な雰囲気となりました。なによりもこの可愛いフェイスがいい! 最高! 往年のトイデジっぽい身近さも感じます。

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左がZV-1F、右がZV-1。見た目は違いますがマイクの性能はほぼ同じ。1Fはコールドシュー。
Image: 金本太郎

頭頂部のマイクを覆う風防も、パンチングメタルの穴が大きく少なくなってシンプル傾向に。モニターにプリントされる情報量も減りました。

そして…アクセサリシュー。ここから見ただけでもわかりますね。マルチインターフェースシューではなく、コールドシューとなりました。写真撮影用の外付けTTLフラッシュは使わないぞ、と。そういうユーザーを想定したカメラだというわけですね。個人的には好印象ですが、みなさまはどう感じますか?

旅する自分とパートナーと家族を撮るためのカメラ

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片手でつまめるサイズ感
Photo: 金本太郎

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Image: 金本太郎

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バリアングル液晶はこれくらい開く
Photo: 金本太郎

僕の第一印象はコンパクトでハンドリングが良さそうな単焦点コンデジだな、でした。広角域を撮るならアクションカムでもいいかもしれませんが、握ったときの安定感にかけるため、思い通りの自撮りがしにくいんですよね。でもZV-1Fならバリアングルモニターのサイズも大きいし、操作しやすそう。

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三脚穴がバッテリーカバーと干渉しない位置になりました
Photo: 金本太郎

ワイヤレスで操作できるシューティンググリップをつけてみるとこんな感じ。やはり小さい。可愛い。いい感じ。縦位置ショート動画がどれだけ撮りやすいコンデジとなるかが気になるところですが、自分と一緒にパーティを組んでいるメンバーの動画を撮るなら最適な1台となりそう。

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Image: ソニー

気になるお値段は8万3000円想定。10月19日より受注開始、28日より販売開始です。ホワイトのほかにブラックもありますよ。こちらも情報量を押さえた端正なフロントフェイスですね。好き。

Source: ソニー

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