千葉県柏市で「柏の葉イノベーションフェス2022」開催、55周年を迎えた「ウルトラセブン」とのコラボなど 10月22日~30日、リアルとオンラインで実施

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 三井不動産株式会社らが幹事団体を務める柏の葉イノベーションフェス実行委員会は、千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」において、未来と都市を語り合うオープンイノベーションフォーラムおよび体験イベント「柏の葉イノベーションフェス2022」を10月22日~30日に開催する。リアル会場とオンラインのそれぞれで複数のイベントが用意されており、参加は無料。一部イベントは事前申し込みが必要だが、詳細は後日公開予定としている。

 柏の葉スマートシティとは、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅周辺の都市。2019年5月に国土交通省「Society 5.0」の実現に向けたスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトに選定され、柏市や三井不動産らによる開発が進められている。公・民・学連携で「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つのテーマの最適解を求めていく課題解決の街とされる。

 柏の葉イノベーションフェスは、今年が4回目の開催で、2019年の第1回以来となるリアル会場での開催(ハイブリット開催は初)となる。テーマは「NEW REAL」で、「何でもデジタルで済んでしまう、そんな時代にもう足を踏み入れている中でリアルであることとは、どんな価値があるのか」「リアルでなければならないものとは何なのか」について発信するとしている。

 また、「五感をフルに使ってモノに触れるリアルでしか体験できない、ワクワクを感じに、街に出てほしい」という思いも込めているという。

 イベントはオンラインのコンテンツと現地で体験するリアルのコンテンツを用意。オンラインでは、初日となる10月22日の17時〜18時に経済学者の成田悠輔氏とベンチャーキャピタリストの伊藤穣一氏によるオープニングトークを開催。「NEW REALと街について」をテーマにディスカッションする。

成田悠輔氏(左)、伊藤穣一氏(右)

 また、「KASHIWA-NO-HA INNOVATION TALK」として29日と30日に3本のトークを実施。さらに、柏の葉スマートシティを舞台としたビジネルアイデアコンテストを初開催し、30日にはファイナリスト5組による最終プレゼンの生配信も行う。

 そのほかにオンラインでは、29日に「KASHIWA-NO-HA INNOVATION LIVE」として、柏の葉の現地の様子を生配信で紹介する。

 一方、リアルのイベントでは今年55周年を迎える「ウルトラセブン」とコラボレーションした街中実証実験コンテンツ「特別指令『エレキングの進行を阻止せよ』-身体の可能性に挑戦する実証実験-」を、現地で29日と30日に開催する。

 一般社団法人超人スポーツ協会、産業技術総合研究所人間拡張研究センター、円谷プロダクションがコラボレーションし、人工筋肉を装着し、身体能力拡張で暴走したエレキングの進行を止める体験型コンテンツ。詳細は後日ウェブサイトで発表予定。

「ウルトラセブン」とコラボレーションした街中実証実験コンテンツを実施

 そのほかにも、多数のイベントを予定。現代のテクノロジーでスポーツを再発明するという超人スポーツEXPOでは、さまざまな「超人スポーツ」の競技を体験できる。

超人スポーツEXPOのイメージ

 モビリティに関しては、電気自動車の走行中充電を学ぶワークショップを実施。次世代電気自動車「ItoP」の試乗会を柏の葉スマートシティにある「KOIL MOBILITY FIELD & 株式会社NTTドコモ テストコース」で行う。

次世代電気自動車「ItoP」

 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトで開発中の天文学のさまざまな観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェア「Mitaka」を使って宇宙の説明を聞く鑑賞会や、未来の街を体験する街ARアプリ体験会、イベントエリア内をめぐる謎解きイベントなども予定されている。

リアルイベントの実施場所と、オンラインのタイムテーブル

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