大谷翔平は「ジャッジよりもMVPに値する」 米メディア報道…二刀流実績を評価「非常に稀な偉業」

J-CASTニュース

   米国スポーツメディア「スポーツイラストレイテッド」(WEB版)は日本時間2022年10月5日(現地4日)に大リーグのア・リーグでMVP争いを演じるエンゼルス大谷翔平投手(28)とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)の特集記事を公開した。

   「大谷翔平はアーロン・ジャッジよりもAL MVPを獲得するに値する」とのタイトルで記事が公開され、大谷、ジャッジの今季を数字で振り返りながら大谷がジャッジよりもMVPにふさわしい理由を解説した。


  • 大谷翔平選手(編集部撮影)

「大谷は真の意味での二刀流プレイヤー」

   大谷は10月5日時点で打者として打率.273、34本塁打、95打点、OPS(出塁率+長打率).877をマーク。投手としては27試合に先発して15勝8敗。すでに規定打席には到達しており、規定投球回まであと1イニングに迫っている。6日(現地5日)のアスレチック戦に先発を予定しており、規定投球回に到達すれば史上初のダブル規定達成となる。

   一方のジャッジは5日に行われたレンジャーズとのダブルヘッダー2試合目に「1番・右翼」でスタメン出場。初回に6試合ぶりの62号本塁打を放ち、61年にロジャー・マリス(ヤンキース)が記録したア・リーグのシーズン最多本塁打記録を塗り替えた。

   記事では今季のジャッジの成績を高く評価して功績を讃えており、これまでで最高のシーズンのひとつを過ごしているとしている。しかし二刀流として活躍する大谷とは同じ価値観で測れないと指摘し、大谷の2年連続での活躍に対して「彼の偉業は非常に稀である」と称賛した。

   投打にわたって規定を達成することの歴史的価値にも言及。6日のアスレチックス戦で1イニングを投げた後、打撃とピッチングの両方で規定を達成した最初のプレイヤーになるとし、ベーブ・ルースは1918年と19年に2度ダブル規定に近付いたがいずれも達成出来なかったと解説した。

   そして最後に「大谷は真の意味での二刀流プレイヤーである」との称賛で締めくくった。

   大谷は5日のアスレチックス戦で「3番・DH」で先発出場して4打数無安打に終わり、連続安打は「18」でストップした。3回にアスレチックスのコール・アービン投手から右上腕部に死球を受け5日の先発への影響が心配されたが、スポーツ紙などの報道によると、フィル・ネビン監督代行(51)は「問題はなかった」と話したという。

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