「Windows 11 2022 Update」配布スタート、全方位的に便利になった!

GIZMODO

よし、やろう!

今月20日、「Windows 11 2022 Update」の正式配布が始まりました。すでにダウンロード済みの人もいるかと思いますが、アップデートってやっぱり面倒ですよね。やれば便利になるだろうし、やった方がいいし、むしろきちんとやるべきことなのに、やはり面倒くさい。やらなきゃなーと思いつつ、明日やろ、週末やろ、これが終わったらやろって思って先延ばしにしてしまいます。それでも今回のWindows 11はアプデはやった方がいい! 全方位的に便利になっていますから。手間と面倒を秤にかけて、Windows 10からアプデせずに見守り姿勢を貫いていた米Gizmodo編集部のFlorence記者も、ついにアプデへ。いわく「アプデしたくなる新機能あって早く使いたかった!」そうです。

Windows 11 2022アップデートのダウンロード方法

すでにWindows 11ユーザーでver. 21H2以降を利用している人は簡単。Windows Updateの設定から「更新プログラムのチェック」を確認。利用可能なら、「ダウンロードとインストール」で手順に従えばOK。

Windows 10で粘ってるユーザーは、まずは使用している端末がWindows 11対応か確認してみましょう。公式から配布されている「PC 正常性チェック アプリ」でチェックできます。OKならば、上記の手順と同じようにダウンロードとインストール。

ちなみに使用端末が非対応だった、アプデしたくない人もまだ安心。Windows 10は2025年10月までサポートが続きます。

集中力とマルチタスクでより快適に作業

全方位的な底上げは、スタートメニューがすべてを物語っているかと。スタートメニューのカスタマイズが可能になり、フォルダ作成ができたり、よく使うアプリをいれておくこともできるようになります。

昨今便利といえばマルチタスク。Windowsアプデはマルチタスクに力を入れている印象がありますが、今回もそれは同じ。マルチブラウザタブのスナップレイアウト機能が強化され、タッチ操作でのナビゲーションが可能。Microsoft Edge内での複数タブをスナップしてデスクトップに配置できます。

通知コントロールが改善され、Focus Sessionという集中モードが追加。このモード発動中は、システム全般、すべてのアプリの通知がサイレントになります。タスクバーでの通知も非表示になるので、見た目にも邪魔するものはなくなります。また、時計アプリと連動して休憩を促すなんていう優しい機能も。

その他、Windows Studio Effectsで音声、動画を改善し、テレビ会議・通話の質をサポート。AIエフェクトで、背景ボケやオートフレーミング、周辺ノイズの軽減などに対応。ネイティブアプリにも力が入っており、個人的にはWindowsの一部となった編集ツールの「Clipchamp」を使ってみるのが楽しみ。

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Image: Microsoft

ライブ字幕などのアクセシビリティ機能

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Image: Microsoft

最近のテック業界の流れに準じて、ライブ字幕機能に対応。一部のWindowsアプリ限定で以前からあった機能が、今回は広く開放。音声でも動画でも字幕表示可能、かつ字幕位置は好きな場所に持ってこれます。他にも、ユーザーが自分のしゃべりで操作する音声ナビゲーション、より自然な話し方のナチュラルボイスナレーションなども追加。ただ、現在では対応は英語のみ。

PCゲーム最適化

Windowsユーザーの中にはゲーマーも多いはず。レイテンシの改善や、Auto HDR、可変リフレッシュレート対応になり、ゲーム全体のプレイ体験が向上。また、新しいコントローラーバーで、ゲーム間の切り替えが簡単に。

セキュリティ向上

今年4月に発表されたセキュリティ関連の新機能が今回のアプデに含まれています。インストールする前にアプリをスキャンし、マルウェア攻撃などの危険性がないかチェックしてくれるSmart App Control、フィッシングを探知するMicrosoft Defender SmartScreenが追加。企業向けには、アイデンティティ保護の強化とパスワード管理の簡素化を目的とした機能(Windows Defender Credential GuardやCredential isolation with LSAなど)もデフォルトでONになるなど、IT担当者のお助けツール的なものも。

10月のマイナーアプデも期待できる!

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Image: Microsoft

今回の大型アップデートの一部として、10月に追加される新機能も。

一番期待しているのは、アプデファイルエクスプローラに、ウェブブラウザのようにタブが追加されること。ファイルエクスプローラのホーム画面から、直近使ったファイルやお気に入りファイル、ピン付したフォルダなどににアクセスできるのも好感触。OneDriveやMicrosoft 365アカウントをベースに、ユーザーそれぞれに特化したカスタマイズおすすめも、今後提供していく予定だといいます。

フォトアプリもアプデ。全体的に写真整理方法が一新されギャラリービューに。目的ファイルも見つけやすくなるとのこと。AppleやGoogleがやっている思い出アルバム「メモリー」機能も追加。Microsoftのキュレートする思い出がどうなるのか楽しみ。

アシスタント的な機能として、テキストや日付をコピーしたときの先読みアクションも追加されます。たとえば日付をコピーするとカレンダーアプリに追加するかどうか、電話番号をコピーしたらSkypeで通話を始めるかなど、1歩先の動きを予測して尋ねてくれます。ただ、これはMicrosoftのエコシステム内に限定なのですが。

OSアップデートは、やろうと思った日が吉日。「へぇ、次時間ある時やろうっと」だと永遠にやらないものです。よし、やろう!

Source: Microsoft

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