「サイバーパンク2077」がSteamの人気ゲームに返り咲く、アニメ「サイバーパンク エッジランナーズ」の影響で

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ウィッチャーシリーズの開発元であるCD Projekt Redの最新タイトルとして2020年12月に発売された「サイバーパンク2077」は、全世界待望の新作として注目を集めていたものの、バグやクラッシュが多発したため公式が謝罪＆返金対応に追われるという最悪のスタートを切ることとなりました。その後、定期的なアップデートを行うことで徐々にユーザーレビューも低評価から高評価に転じていったのですが、Netflixオリジナル作品としてサイバーパンク2077の世界を舞台としたアニメ「サイバーパンク: エッジランナーズ」が配信されたことで、原作のサイバーパンク2077も過去最大級の注目を集めることとなったと報じられています。

Cyberpunk 2077 Hits Steam Top Sales After Netflix Anime Show
https://kotaku.com/cyberpunk-2077-players-edgerunners-netflix-anime-1849553540

Cyberpunk 2077 Sees Highest Player Numbers Since Launch on Steam – IGN
https://www.ign.com/articles/cyberpunk-2077-sees-highest-player-numbers-since-launch-edgerunners

サイバーパンク2077は俳優のキアヌ・リーヴスが出演することでも話題となり、事前予約本数が800万本に到達するほど発売前から注目されていた作品です。PC・PlayStation 5(PS5)・PlayStation 4(PS4)・Xbox Series X/S・Xbox Oneなどさまざまなプラットフォーム向けに発売されましたが、PS4やXbox Oneといった比較的マシンパワーの低い家庭用ゲーム機では「解像度が720pしか出ない」や「バグでゲームが進行不可能になる」といった不具合が多発し、公式から謝罪＆返金処理が行われ、PlayStation公式のデジタルストアであるPlayStation Storeからはサイバーパンク2077が削除される事態となりました。

バグやクラッシュ連発の「サイバーパンク2077」が謝罪＆返金対応を発表、初代PS4版と初代Xbox One版の不具合で – GIGAZINE

その後、サイバーパンク2077はひっそりとアップデートを続け、2021年末にはSteamのトップセラー＆最もプレイされたゲームに返り咲くことに成功していました。

さらに、2022年9月13日にサイバーパンク2077を原作とするアニメ「サイバーパンク: エッジランナーズ」が配信されたのち、サイバーパンク2077のSteam上での人気も急上昇していることが指摘されています。Steam公式のデータ統計サイトであるSteamDBによると、サイバーパンク2077の同時接続者数は2021年1月21日以来最高の数字となる「8万5555人」を記録しています。

サイバーパンク2077の同時接続者数は発売当初に「100万人超」を記録していましたが、バグの多発などでプレイヤー数は急落し、2021年1月以降は8万人以上の同時接続者を集めることができませんでした。

サイバーパンク2077の同時接続者数を他の人気タイトルである「グランド・セフト・オート V」「Destiny 2」「エルデンリング」と比較すると以下の通り。9月13日に「サイバーパンク: エッジランナーズ」が配信されて以降、同時接続者数は明らかに伸びており、9月19日にはDestiny 2に迫る数字をたたき出しています。

なお、「サイバーパンク: エッジランナーズ」は「天元突破グレンラガン」「キルラキル」「プロメア」などを手がけたTRIGGERが制作を担当しているという作品。日本だけでなく海外でも好評を博しており、映画評論サイト・Rotten Tomatoesによるスコアは、「ゲーム原作のアニメ」としては歴代2位のハイスコアを記録しています。

『サイバーパンク: エッジランナーズ』予告編 (トリガー編集版) – Netflix – YouTube
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