指先に伝わる“触れた”感覚。触覚フィードバック搭載グローブ型VRコントローラ

GIZMODO

視覚、聴覚に合わせて触覚もVRで体験できる時代がくるかー。

VRヘッドセットのコントローラはグリップ型が中心。手を捉えてトラッキングする技術も進化していますが、これらの方式では手の動きをメタバースに持ち込むことはできても、バーチャル内で触れたものの感触を得ることはできません。

プレステのコントローラみたいにコントローラ自体を震わせる方法もあるけど、大きな衝撃を伝えるにはアリでもテクスチャの感じを伝える繊細な触感を伝えるのは難しいんですよね。

だからこそ期待したくなるのが、 Diver-Xの「Contact Glove」です。

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Video: /YouTube

グローブ型コントローラの指先には、指を包み込む形で筒状に加工されたフィルムと、コイル状に加工された形状記憶合金の組み合わせて作られた触覚フィードバックモジュールが入っています。メタバース内にあるものを触れる・持つ・摘むと、筒状のフィルムが指の腹を圧迫する形で動いて触覚をフィードバックします。

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Image: Diver-X

SDKを使うことで、魔法や炎を持っている感覚をデザインすることもできるとのこと。現実にはない触覚をデザインすることができるのは、ゲーム分野において大きな期待と魅力につながるのでは。特にホラーゲームの可能性が深まりますよね。トラウマレベルのゲージを高める方向性で。

グリップ型コントローラとの併用も可能

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Image: Diver-X

人差し指の側面にタッチバーがあり、これを従来のコントローラ代わりとして使えます。ただし繊細な触感を伝えることは得意でも、メタバース内のハンドルを握って車を運転するといった繊細な操作をするのは苦手みたい

そこでグリップ型コントローラも併用できます。マグネットで脱着できるというのがポイント。指を開いた状態でもマウントできるということですから。

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Image: Diver-X

9月下旬よりKickstarterでクラウドファンディングがスタートしますが、9/15から開催される東京ゲームショウでも展示されるとのこと。指の曲げ・開きをトラッキング可能&触覚モジュールは非搭載のスタンダードモデルが6万5000円。触覚モジュール搭載のハプティクスモデルが11万5000円。親指の動き・精密な指の距離を測れる&触覚モジュール非搭載のプロフェッショナルが12万5000円。全機能を搭載したプロフェッショナルwithハプティクスが20万円です。

Source: Kickstarter

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