SnapのCEO、メタバースは「当社の戦略と全く異なる方向に」

CNET Japan

 Facebookが2021年に社名をMeta Platformsに変更したことでメタバースが大きな話題となったが、競合企業の1社はMetaが描く未来像を完全には受け入れていない。

 メタバースとは、人々が働き、遊び、交流できる仮想空間だ。テクノロジー関連メディアRecodeの共同創設者で、テクノロジー専門のジャーナリストKara Swisher氏は米国時間9月7日、メッセージが短時間で消失するSNSアプリ「Snapchat」の開発元Snapの最高経営責任者(CEO)Evan Spiegel氏に対し、同社もメタバースに投資する計画があるかどうかを尋ねた。

会談の様子
(写真右から)Spiegel氏、Swisher氏、ニューヨーク大学スターン経営大学院のScott Galloway教授
提供:Queenie Wong/CNET

 Spiegel氏によると、Snapはまだメタバースが何を意味するのか理解しようとしているところだという。同氏はメタバースに関し、仮想現実(VR)のヘッドセットを装着して現実の世界を抜け出すことに大きな重点を置いているように見えると指摘した。

 同氏はこの日、Recodeの親会社Vox Media主催のカンファレンス「Code 2022」で、「(メタバースは)当社の戦略とは全く異なる方向に進んでおり、当社の戦略とは、現実の世界にコンピューティングを組み込もうとするものだ」として、「われわれは、それがコンピューティングを利用するための最も健全な方法だと考えている」と述べた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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