池袋で「火星カレー」に「草」をトッピングして食べたら激ウマだった / カレーが好きで好きでたまらない知人に聞いた本気のオススメ店

ロケットニュース24

カレー作りにハマった知人が、仕事の休みを活用して “出張カレー店” をしている。日々のカレー研究に余念がなく、本業のかたわら食べ歩きを日課にしている彼から、前回は西新宿の南インドカレー店『コチンニヴァース』を教えてもらった。そして今回おすすめされたのは……

池袋駅西口から徒歩約4分の『火星カレー』。まったく味の想像がつかない店名である。ただ駅近なら仕事の合間にいいかも……ってことで、行ってきました。「草」をトッピングして「火星カレー」を食べてきたぞ〜っ!

・火星カレー

池袋駅には東西あわせて50以上の出口があるが、今回訪れた『火星カレー』は「1b出口」が最寄りとなる。ナビアプリの案内に従って歩いて行くと看板を発見した。火星カレー……どういった意味なのだろうか。お店はビルの地下1階にあるという。

怪しげな階段を下っていく。看板には女の子のイラスト。店名といいイラストといい、なんとなくヴィレッジヴァンガード的な雰囲気。ガチャガチャした雑貨屋のようなカレー店なのかな〜と思いながら入店すると……

予想に反して、店内は落ち着いた喫茶店のようだった。券売機で食券を購入したら、カウンター席かテーブル席に案内されるという流れらしく、さっそくメニューを確認すると……

定番の「火星カレー」の他に「馬カレー」「鹿カレー」「カンガルーカレー」「ラクダカレー」など、味の想像がつかない系カレーのオンパレード。知人から「ジビエを巧みに使うカレー店」とは聞いていたが、田舎の動物園より豪華なラインアップである。マジかよ。


・火星と草

券売機の前で長時間悩みたくなかったので、とりあえず「火星カレー(680円)」と「(190円)」を注文した。食券購入後に「草カレー」で良かったのかなとも思ったが……別にいい。とにかく火星と草を待つことにする。大きさは「中盛」、辛さは「中辛」にした。

ちなみに横にいた女性2人は「ラクダ」を注文したらしく、エジプト旅行の思い出話で盛り上がっていた。彼女たちはラクダに乗って砂漠を旅したらしい。その話の流れでよくラクダを食べようと思ったな……と考えていたら、私のテーブルに「火星カレー」が運ばれてきた。

うまそうである。パッと見、UFOのようである。丸く敷かれたライスの上に、火星カレーと草が丸く盛られていた。草とは、ほうれん草のバターソテーのこと。火星カレーとは、ざっくり言うと「店主オリジナルの地球に存在しないカレー」だという。

んで、こいつが最高に美味しい。ひと口目のインパクトが強烈……2日間熟成したというルーは肉や野菜の旨味が凝縮されている。複雑なスパイスの組み合わせで香りや味をまとめているようだ。中辛はとても食べやすく、じわじわと汗がにじむくらいの刺激だった。

ちなみに1皿で、成人が1日に必要とする野菜の約6割が摂取できるという。さらに野菜をガッツリ食べたい方は、私のように「草トッピング」をするのがおすすめとのこと。

さて、半分くらい食べ進めたところで、卓上の「刻み紅生姜」を加えるのが “火星スタイル” だという。試してみると、シャキシャキの食感だけでなく辛味と酸味がマッチしてうまい。牛丼屋のカレーも今後は火星スタイルで食べると決めた。もちろん、かけ過ぎはNGです。

そんなこんなで、意外とあっさり完食。次回はカンガルー & 火星カレーに合うビールも注文したいぞ。マニアが絶賛する人気店は見た目も味も新鮮な、まさに火星的なカレー店だった。先述したように池袋駅からスグなので、機会があればぜひ足を運んでみてほしい。


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名:火星カレー
住所:東京都豊島区西池袋3-27-3 S&Kビル B1F
時間:水曜・金曜17:30〜21:45 / 木曜・土曜11:30〜15:00・17:30〜21:45 / 日曜11:30〜15:00・17:30〜21:00

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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