Legoliss、オランダ発のTwitter広告向けソリューション「SuperAudiences」の提供を開始:高精度なターゲティング でキャンペーン効果を最大化する

DIGIDAY

ますます拡大するデジタル広告市場を背景に、高精度なターゲティングで、より最適な広告配信を実現したいという広告主は多い。iOS更新に伴うCookieレスなソリューションも必至だ。

その課題に応えるのが、オランダ・アムステルダムに拠点を置くテクノロジーベンダーのSocialdatabase(ソーシャルデータベース)が開発した、Twitterに特化したターゲティングソリューション「SuperAudiences(スーパーオーディエンス)」。Twitter上のファーストパーティデータのみを使用し、オーダーメイドのセグメントによる効果的なオーディエンスターゲティングで、Twitterキャンペーンの最適化を実現するというものだ。

DAU2億2900万(2022年1〜3月期公表)を誇るTwitterで最適なターゲティングが実現すれば、広告主にとっても、キャンペーン広告の費用対効果に大きな期待ができる。日本国内では、データマーケティング事業を展開するLegoliss(レゴリス)が、SocialdatabaseとSuperAudiencesにおける代理店契約を結び、7月から利用できるようになった。

キャンペーンの広告効果を最大化する

ちなみにSocialdatabaseは、広告効果やマーケティング支援において、特に信頼性の高い企業のみが認定されるTwitterマーケティングパートナーズにも公式に選出されており、欧米を中心に、アジアや中東でも高い評価を得ている。

SuperAudiencesの仕組みはこうだ。まず個人情報やCookieを使う代わりに、DAU2億2900万に及ぶユーザーと、23兆を超えるデータポイントを保有するTwitter上のファーストパーティデータを全方位的に取得する。さらに、ユーザーのツイートやリツイートなどのエンゲージメント、フォローやフォロワーといったつながりなど、複合的な行動分析からユーザーの属性や相関性を機械学習で探し出し、オーディエンスデータを構築する。

独自のアルゴリズムと細やかなターゲティングによって、Twitter広告のキャンペーンにおいて、エンゲージメント率やコンバージョン率、完全視聴率の向上や質の高いユーザーの誘導、サイト滞在時間・離脱率の改善などが期待できる。また、企業のニーズや戦略に沿ったセグメント作成が可能であるため、より効率的で効果的な広告配信が実現できる。

SuperAudiencesの期待出来る効果(※画像クリックで拡大)

通常ターゲティングでは実現できない精緻なオーディエンス作成

日本でのサービスローンチに伴い7月に開催されたウェビナーでは、Legoliss執行役員の中嶋ケニー賢氏、SocialdatabaseのAPAC担当者である上田裕梨(Yuri)氏、Twitter Asia Pacificの岡本純一(OKJ)氏の3人が登壇。SuperAudiencesの仕組みや、利点、導入事例とその効果などを紹介した。

グローバルで見ると、現在は、酒類製造メーカーやスポーツブランド、また富裕層向けにサービスを展開している企業など、多種多様な広告主が活用している。その一例として、スポーツブランドのアシックスは、ランニングシューズの新商品発売に際し、シューズの買い替え検討層のターゲティングをSuperAudiencesで実施。マラソンイベントへの参加や、ランニング関連のアカウントをフォローあるいはエンゲージしているユーザーを分析・マッピングし、さらに、検討時期と発売時期がマッチするよう時間軸も加味した上でオーディエンスを作成したところ、通常ターゲティングに比べてコンバージョン率が52%増、動画の完全視聴率が27.5%増という好結果が得られたという。

上田氏は、そのほかの事例においても、特定ブランドの熱狂的ファン、超富裕層や投資家などの資産家、金融業界の意思決定者など、通常ターゲティングでは得られないオーディエンスデータを構築し、効果をあげているといい、「Twitterはブランド認知やエンゲージメントにおいて利用されることが多かったが、質の高いリード(見込み客)に向けてターゲティングすることによって、コンバージョンする事例も増えている」と話した。

ロウワーファネルへの対応も強めるTwitter広告

岡本氏も、「Twitterはもともとアッパーファネルのアウェアネスにおいて強みを発揮してきたが、今年に入り、ショッピング機能やダイレクト広告などダイレクトレスポンスに繋がるプロダクトをアップデートしている」と説明。「SuperAudiencesのようなサービスと組み合わせることで、より高いキャンペーン効果が期待できるのではないだろうか。私自身非常にわくわくしている」と期待を寄せた。

中嶋氏は、SuperAudiencesによってTwitter活用の可能性が広がったことにより、「Twitterに広告予算を割いてこなかった広告主にとっても、広告の選択の幅が広がったといえる。日本でローンチしてから、B2Bマーケティングに関してなど、すでに問い合わせも多くいただいている」と話した。

SuperAudiencesは、フルオーダーメイド型からプリセット型までさまざまなターゲティングプランを用意している。キャンペーン期間は2カ月で、2週間ごとにターゲティングの調整が可能だが、クライアントのニーズに合わせて、細かなチューニングにも応じるという。

SuperAudiencesの更なる詳細について知りたい方は、DIGIDAY[日本版]に掲載されている「Twitter 、SuperAudiencesで効果的なターゲティングを実現:Twitter × Socialdatabase × Legolissが目指す、次世代Twitter広告」をチェックして欲しい

Written by 戸田美子
Image via Socialdatabase & Legoliss

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