【新製品】60時間駆動ANCワイヤレスヘッドホン「MOMENTUM 4」byゼンハイザー詳細レビュー【PR】

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2022年のいま、あなたの生活を快適にするために必要な〝アイテム〟は良いヘッドホン、それも飛び切り良いヤツです。

リモートワークが中心になった人、少しずつ出勤や出張が戻りつつある人、そして自宅で映画を観る時間が増えた人……思い出してみてください、きっとヘッドホンやイヤホンを使っている時間が増えているのではないでしょうか?

ビデオ会議にヘッドセットは必須……家族の話し声が気になるときはANCをオン……リラックスタイムに動画を観るときだって……使っていますね? それだけ頻繁(ひんぱん)に使う物だからこそ、良い製品を選ぶだけでグッと日々の生活が快適になります。チョットおおげさに言えば「人類史上、いまほどヘッドホンが重要な時代は無い!」と言えるのであります(笑)。

というわけで、今回おすすめしたいのはドイツの老舗オーディオ・ブランドであるゼンハイザー(Sennheiser)のワイヤレスヘッドホン「MOMENTUM 4 Wireless」です。


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*Category:テクノロジー、オーディオ Technology, Audio

ハイエンドモデルにふさわしい全音域がクリアに聞こえるクリーンな音質を実現しているのは当然のこと、バッテリー駆動は驚異の60時間(誤字じゃありません、本当に〝ろくじゅう〟です 笑)。さらに、ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)の強化やマイクの改良など、かゆいところに手が届くアップデートが施されています。

この記事では、そんな「MOMENTUM 4 Wireless」と前モデルとの比較やデザインの詳細、そして実際に使用してみた所感をレポートしていきますので、ぜひ、最後までご覧ください。

ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」超詳細レビュー

◇ 開封の儀〜ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」レビュー〜

ボックスは白基調のクリーンなデザイン。

カラーバリエーションとして「ホワイト」のモデルもラインアップされています。

発売日:MOMENTUM 4 Wireless

  • ホワイト:8月23日(2022年)
  • ブラック:8月31日(2022年)

なお、今回レビューと撮影に使用したのはブラックモデルです。

ボックスを開けると「INSPIRED BY MUSIC」という大きな文字が目に飛び込んできます。

ちなみに、公式のウェブサイトや動画にも同じメッセージが掲載されており、このフレーズが製品のスローガンとして使われているようです。

パッケージの中に鎮座するキャリーケース。

ケースはセミハードタイプで、厚さは6.33cm。カバンにスッと入れられるスリムさと、衝撃からヘッドホンをしっかり守ってくれるタフさを兼ね備えています。

ケースの中身は航空機用アダプター、1.2mオーディオケーブル、取扱説明書、充電用のUSBケーブル、そしてヘッドホン本体。

取扱説明書は多言語で書かれており、もちろん日本語表記もあります。

飛行機の座席にあるポートに対応するためのデュアル-ステレオ変換アダプターが付属。空の上でもいい音で映画やドラマを楽しみたい、という人にはうれしい付属品と言えるでしょう。

ヘッドホンの左側にはiPhone/Android用のアプリをダウンロードするためのQRコード、右側にはタッチ操作の方法を説明するイラストが描かれたシールが貼られています。

シールは使う前にはがしておきましょう。

◇ 比較:「MOMENTUM 4」と「MOMENTUM 3」の主要なちがい

2022年の新モデル「MOMENTUM 4 Wireless(写真左)」と前モデル「MOMENTUM 3 Wireless(写真右)」を比較した様子は以下の通り。

新モデルで大幅に強化されたのはバッテリー駆動時間で、17時間から60時間へと約3.5倍も延長されています。また、折りたたみ機構をなくし軽量な素材を使用することで12gの減量に成功するといった進化を遂げています。

MOMENTUM 4 MOMENTUM 3
公称バッテリー駆動時間 最大60時間 最大17時間
重量 293g 305g
折りたたみ機構 無し 有り
対応コーデック SBC, AAC, aptX, aptX adaptive SBC,AAC, aptX, aptX Low Latency
ワイヤレス接続 Bluetooth 5.2+Class 1(最大10mW) Bluetooth 5.0

◇ 外観フォトレビュー〜ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」〜

ほぼ全体がマットブラック(ツヤ消し黒)というシックな装い。

ハウジングはダイナミック密閉型。周波数特性は6〜22,000Hz、インピーダンスはアクティブ470Ω、パッシブ60Ωです。

イヤーパッド部分はビーガンレザー(合皮)製。一般的なヘッドホンよりソフトな印象で、付け心地はとても快適です。着け心地は、高級ホテルに行った際に「じゅうたんが柔らかい!」とビックリする、あの感覚に近いかもしれません(笑)。

スライダーはヘッドバンドと一体化しており、縮めた状態は以下の通り。

スライダーを伸ばすとこうなります。

ここまで伸ばすと頭が大きい(顔がデカい)筆者でも頭とヘッドバンドの間に親指2本くらいの余裕ができます。なので、頭のサイズが大きい人やボリュームのある髪型の人でも、かなりのレベルまで快適に装着できるはずです。

ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」公式アプリの設定とペアリング方法

ゼンハイザーからはiOS(iPhone)とAndroid用に専用アプリが提供されており、それぞれ無料でダウンロードできます。

アプリのインストールとペアリングの手順
※三角マークをタップorクリックすると詳細情報が展開されます。

ここではiOS(iPhone)の場合をみていきましょう。なお、アプリはアップデート等によりデザインが変更になる場合がありますので、参考程度にご覧ください。

AppleかGoogleのストアで「ゼンハイザー」と検索するとアプリが表示されるのでダウンロード。なお、以下のスクリーンショットではアプリを再ダウンロードしたため「開く」と表示されていますが、Appストアで初めてダウンロードする際には「入手」となっています。

アプリを起動し、2つのトグルスイッチをオン(青色)にして「続行」をタップ。

機能紹介が表示されるのでスワイプし、最後に「続行」をタップ。

アプリにBluetoothの使用を許可するために「OK」をタップ。

ポップアップ・メニューが表示されるので、「OK」をタップ。

デバイス選択画面では「Headphones & In-Ears」をタップ。

アプリとデバイス(ヘッドホン)が接続されるまで、数秒待ちます。

「MOMENTUM 4」の表示をタップし、ヘッドホンの側で電源ボタンを約5秒長押しします。

「接続済み」と表示されればOKです。

ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」レビュー〜

ここからはゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」を実際に電車やホテル、カフェなどに持ち出して使用してみた結果をレポートします。

ヘッドホンを〝ファッション〟の一部と考えた場合、このシンプルなデザインは大きなアドバンテージ。乗り物の中や職場、カフェなどあらゆるシーンにマッチします。

ボタン類は電源のみというミニマルな設計。なお、「ヘッドホンを外すと自動で停止」「頭にかけると自動で再生を再開する」というスマートポーズ機能を搭載しており、電源もヘッドホンを持ち上げると自動オン、使わない状態で15分経過すれば自動オフとなる仕様のため、面倒な操作をすることなく使用できます。

マイクを通話用に4つ、ノイズキャンセリング用に4つ、合計8つ搭載しています。

すべてのマイクがMEMSマイクによる〝デジタル・ビームフォーミング〟に対応。独自のアルゴリズムでマイクからの入力信号を処理することで通話時には自動でノイズの抑制と音質の向上をしてくれます。

屋外でノイズキャンセリング機能を使用する際に風切り音を低減できるようハウジングが丸みを帯びたエッジの少ない形状になっており、風の影響を受けにくい位置にマイクを配置する工夫がなされています。

シルバーに輝くゼンハイザーのロゴ。

充電用のポートはUSB-C(写真右側)。端子を挿す向きを気にする煩(わずら)わしさがなく、新しめのPCやMac、カメラなどとケーブルを共用できるなど、良いことだらけです。

なお、適切なチャージャーに接続すれば2時間で満充電にすることができ、わずか5分の充電で最長4時間作動させられるクイックチャージ機能にも対応しています。朝の忙しい時に「電池がきれていた!」と気がついても、わずか数分の充電で往復の通勤に十分な時間使えるのはありがたいところ。

ファブリック素材をあしらったヘッドバンドは離れて見ると本体とほぼ同じマットブラックに見え、近づいて見ると独特の質感が見える、という距離によって印象が変わるつくりが〝芸こま〟です。

ヘッドバンドから伸びるスライダーとアームが繋がる部分にある回転機構はコンパクトにまとめられており、頭とのギャップを狭くできるので装着時のフォルムがタイトになり、同時にフィット感が高められるというメリットがあります。


ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」を使ってみた!

ここからはSennheiser「MOMENTUM 4 Wireless」を約2週間、移動時やホテル、カフェなどで実際に使用してみてわかったこと、感じたことをレポートしていきます。なお、『AppBank.net』読者の多くがiPhoneユーザーであることを踏まえて、これまで通り「iPhone」でテストを実施しています。

◇ ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)をテスト〜ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」レビュー〜

ここからは新幹線で移動する際にANCのテストをした様子をみていきましょう。

まず、ヘッドホンを装着してすぐに気がついたのは「ノイズ・キャンセリングが自然な効きかたをしているなぁ」ということ。一般的なANCヘッドホンにありがちな「耳が詰まるような圧迫感」がなく快適です。

新幹線が走行している状態だと車体が風をきる「ゴー」という低い音や「シャー」という感じの高い音などさまざまな騒音が聞こえますが、「MOMENTUM 4 Wireless」をかけるとそれらの音がスッと遠のいていきます。音楽をかけていない状態でも、こうした走行音は体感で 1/5程度かそれ以上に低減してくれている印象。この辺りは周囲の騒音の特性にあわせて、ノイズの打ち消しかたを自動で調整する〝アダプティブ・ノイズ・キャンセリング〟の恩恵なのかもしれません。

また、乗客の話し声や子供の泣き声などもしっかりとカットできました。ざっくり言うと「母親と子供が話していることはわかるが、会話の内容までは入ってこない」くらいの静けさになります。これで移動時に仮眠をしたい場合などに快適になることまちがいなし。さらに、音楽をかければボリューム1/3程度でも周囲の騒音はまったく気にならなくなります。ANCのおかげで控えめな音量でも音楽やポッドキャストをしっかり聞け、大音量で耳が疲れるといった状態を回避できるのがありがたいところ。

なお、外の音を取り込むレベルの調整はヘッドホンとペアリングしたアプリから行なえるので「乗り過ごしをしないよう、社内アナウンスは聞こえるようにしたい」といったニーズにもこたえてくれます。

以下の画像はアプリでノイズキャンセリングのレベルを調整している画面で、左が「最大」右が「中」です。

先述の通り、本モデルは4つのANC用マイクを搭載しており、さらに風が当たった場合でも空気の乱れを抑制するために角やエッジを最小限にするといった工夫がほどこされています。そのため、特に強風が吹いていない状態であれば外を歩きながら使用しても「風切り音がうるさい」といったことはまったくありません。また、試しに扇風機を「強」にして1メートルほど離れた場所に立った場合でもノイズは最小限でした。

◇ 気になる音質は? 〜ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」レビュー〜

MOMENTUM 4 Wireless」にはこのモデルのために新たに開発された42mmトランスデューサーを搭載しており、歪みを極限まで抑えたクリアな音を実現しているとのこと。

また、本モデルから新たにバッフル(振動板)の角度を調整することでサウンドが耳に、よりダイレクトに届くようになる〝アングル・バッフル〟仕様となっており、高音域がユーザーの耳に届きやすく、高い制振性を持つタイトな音に進化しているそうです。

実際にヘッドホンを使って音楽やポッドキャストを聞いてみた結果は「ゼンハイザーらしいクリーンな音」という感想です。低音から高音までバランスよく鳴ってくれるので埋もれてしまう音がなく、幅広い個性の楽器や声をどれも気持ちよく聞くことができました。

というわけで、AppBankのオーディオレビューの恒例企画、筆者の独断と偏見で選ぶ “〜ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」で気持ちよく聞けた曲3選〜”がコチラ!

1曲目は〝水曜日のカンパネラ〟の『エジソン』。リズム隊の音がタイトに響くので気持ちの良いノリが堪能できます。同時に低音域がボーカルに被ってしまうことが無く、バランス良くクリアな音が聞こえるので、歌唱パートでもラップパートでも細かなニュアンスが感じとれます。

2曲目は〝コールドプレイ〟『Hymn For The Weekend』。ビヨンセとクリス・マーティンという男女のボーカルがフィーチャーされた曲で、分厚くコーラスが重ねられていたり、独特なトーンで連打されるピアノのリフがあったりと、美メロながら個性的なサウンドです。そんなひとクセある曲ですが「MOMENTUM 4 Wireless」はどの音も素晴らしくクリーンに再現することができており、何百回と聞いた曲でも「ここでこんな音が鳴っていたのか!」という新たな発見があったほど。〝音の解像度が上がる〟というとちょっとヘンな表現になりますが「まるでフルHDで見ていた映像を4Kの高画質で見た時のような感動」が耳で味わえます。

アプリから調整できるイコライザーは「バス・中(ミッド)・トレブル」の3つ。スライダーを操作して好みの音色をつくり、プリセットとして保存できます。なお、効きかたはマイルドなので、大きめに動かしても音が破綻してしまうことはありません。

3曲目はスティーブ・アオキの『The Whistle』。中盤でドッカンドッカンと連打されるドラムや扇情的なホイッスルのサウンドに気分がアガるレイブ・アンセムです。お行儀のいい音で聞くより「低音が出過ぎて、唸っているくらいでちょうどいい」曲なので、イコライザーでバスを上げてドンシャリにするとサイコー(笑)。「MOMENTUM 4 Wireless」は表現の幅が広いヘッドホンだけに「あえてダーティーに鳴らす」という芸当までできてしまうのです。細かいことは忘れて頭蓋骨がブルンブルン揺れるようなベースとドラムに身を任せましょう。

なお、「MOMENTUM 4 Wireless」は付属のケーブルを使用して有線接続にすることも可能。徹底的に遅延を減らしたい動画編集やゲームプレイなどの際はケーブルを使用するのもありです。

◇ まとめと感想〜ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」レビュー〜

ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」の音質はあらゆる音域がキレイに鳴らせる懐(ふところ)の深さが感じられるものでした。低音はタイトに、高音は明るくきらびやかに聞こえるので音楽だけでなく映画やポッドキャストからビデオ会議まで、ほぼあらゆる音を正確かつクリーンに再現できます。

機能面で一番メリットを感じたのは最長60時間に伸びたバッテリー駆動時間です。ヘビーに利用しても数日は充電が不要で、2泊3日の出張程度であれば充電要らずで使えました。また、周囲が少し騒がしい場所でビデオ会議をしてもノイズを低減してくれるマイクなど「全方位で現代のオーディオ・ライフを快適にしてくれる」機能が満載です。

頻繁に使う物だけにヘッドホンは良い製品を選ぶと毎日が快適になりますよ。「MOMENTUM 4 Wireless」は現在Amazonなどで発売中なので、気になった人は下記のリンク先をチェックしてみてください。

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