夜間もカラー撮影可能な法人向けネットワークカメラ「VIGI」シリーズの屋外/屋内用4モデル、TP-Linkが発売 

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 ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-Link)は、法人向けネットワークカメラ「VIGI」シリーズの屋内/屋外用の新製品4モデルを、8月18日に発売した。市場想定価格は、屋外用が2モデルで「VIGI C340-W」は2万4900円、「VIGI C340」は1万9900円。屋内用も2モデルで「VIGI C440-W」は2万3900円、「VIGI C440」は2万1900円。

 4モデルの基本的なカメラ性能は共通で、400万画素のセンサーにより最大2560×1440ピクセルの映像を撮影し、H.264や、より高圧縮なH.265、H.265+などの動画を、アプリなどへ送信するとともに、microSDカード(別売り)に保存もできる。高感度センサーと内蔵のスポットライトにより、真っ暗な環境でもフルカラーで撮影できるとしている。視野角は水平79°、垂直43°、対角93°。

 なお、H.265+(H.265 Plus)は、中国Hikvisionが開発した独自の圧縮方式。TP-Linkが300万画素のVIGIシリーズのカメラで行ったテストでは、H.264と比べて動画ファイルサイズを89%縮小できたとしている。

 型番に「W」が付くVIGI C340-WとVIGI C440-WはWi-Fi接続が可能で、IEEE 802.11n/g/bの2.4GHz帯に対応する。4モデルとも100Mbps対応の有線LANポート×1を搭載し、型番に「W」が付かないVIGI C340とVIGI C440の有線LANポートは、PoE(IEEE 802.3af/at準拠)による給電が可能。また、4モデルとも付属のACアダプターによる給電もできる。

 「スマート検知」として、設定したエリアへの侵入やライン通過の検知、人物検知、動作検知のほか、カメラの前に手をかざすなどの撮影妨害「タンパリング」の検知が可能。これらを検知した際に通知を行えるほか、搭載のライトと効果音で警告する「アクティブディフェンス」が利用できる。

スマート検知/アクティブディフェンスのイメージ

 「SmardVid」として、複数の映像補正機能を搭載する。カメラの赤外線LEDの強度を調整し、露出オーバーにならないよう距離を補正する「スマートIR」、コントラストを調整して逆光などでの明暗差により黒つぶれが起きないようにする「WDR」、フレーム間で映像を比較し異常なピクセレーションや歪みを補正してノイズを除去する「3D DNR」の各機能がある。

 VIGIシリーズのレコーダー「VIGI NVR」またはWindowsアプリ「VIGIセキュリティマネージャー」、Android/iOSアプリ「TP-Link VIGI」によって管理や映像の視聴できるほか、ONVIFにも対応する。カメラにはマイクとスピーカーを搭載しており、アプリなどを通した通話も可能。

IP66準拠の防塵・防水性能を持つ屋外用モデル

  屋外用モデルのVIGI C340-WとVIGI C340は、IP66準拠の防塵・防水性能を持つ。本体サイズ(幅×奥行×高さ)はVIGI C340-Wが80×70.6×173.4mm、VIGI C340が78×70×174mmで、重量はどちらも195g。

VIGI C340-W

VIGI C340

水平360°、垂直85°のパン/チルトができる屋内用モデル

 屋内用モデルのVIGI C440-WとVIGI 440は、水平方向360°、垂直方向85°のパン/チルトが可能。本体サイズ(幅×奥行×高さ)は、どちらも123×123×84mm。

VIGI C440-W/VIGI C440

 今回発売の4モデルはいずれもレンズサイズが4mmだが、今後、レンズサイズを変えて視野角が異なるモデルも発売予定だという。VIGI C340は2.8mmと6mm、VIGI C440は2.8mmのタイプが予定されており、レンズサイズが小さいモデルほど視野角は広くなる。

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