Z世代 向けの スキンケア ブランド「バブル」、初となるOTC医薬品とアンバサダーを発表

DIGIDAY

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目を引くパッケージや10代の肌の悩みに寄り添ったアプローチで知られるティーン向けスキンケアブランド「バブル(Bubble)」は、いま勢いに乗っている。2022年7月にコンビニエンスストアで発売し、8月上旬には初のOTC医薬品(処方箋無しで購入できる医薬品)となるスーパー・クリア・アクネ・トリーティング・セラム(Super Clear Acne Treating Serum with 2% Salicylic Acid)を17ドル(約2,270円)でリリースした。同ブランドはこのセラムに3年間取り組んできたと、創設者であるシャイ・アイゼンマン氏は語る。

「OTC医薬品の開発は、通常のスキンケア製品を開発するよりもはるかに複雑で精巧なプロセスだ」とアイゼンマン氏。「OTC医薬品とは、米食品医薬品局(FDA)のすべての要件を満たし、承認を受けた製品。つまり、ニキビを実際に治療する薬を店頭購入できるというもので、処方箋は必要ないが、れっきとした薬だ。特定の成分を含み、承認プロセスを経る必要がある」。

この製品をプロモートするため、アイゼンマン氏ならびに彼女のチームは多くのブランドアンバサダーを起用した。アンバサダーのなかには、過去に提携したことがある人もいれば、今回新しく起用された人もいる。マディソン・ぺティス氏(フォロワー数440万人)は、ネットフリックスの『ヒーズ・オール・ザット(He’s All That)』でアディソン・レイ氏と出演している女優で、バブルのアンバサダーを務め、今回もスーパークリアについて投稿を行う予定だ。ネットフリックス『オール・アメリカン(All American)』に出演するサマンサ・ローガン氏(インスタグラムのフォロワー数110万人)も、アンバサダーを務める。

ジェンダーニュートラルなアンバサダー起用

ミネソタ・バイキングス(米フットボールチーム)のワイド・レシーバーを務めるジャスティン・ジェファーソン氏(インスタグラムのフォロワー数100人)も、最近アンバサダーに就任した。美容系のインフルエンサーではなく、男性アスリートと協業した例としてはほかにも、2021年にゲータレードのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた陸上選手、サム・ハーレー氏(フォロワー数はインスタグラム 100万人、TikTok 360万人)がいる。男性アスリートを契約するのはバブルだけではない。2月にはスターフェイス(Starface)がケイボン・ティボドー氏(フットボール選手)と契約し、ヒムズ(Hims)は投資家としての顔も持つアレックス・ロドリゲス氏(元野球選手)と提携した。

バブルがアンバサダーとして多様な人材を選ぶ理由は、このブランドがジェンダーニュートラルであるためだ。「ジェンダーは特に関係ないととらえている。肌のあるすべての人にとって素晴らしい製品だという表現を、好んでよく使っている」とアイゼンマン氏。同ブランドのD2C事業の40%は、男性顧客によって成り立っているという。

「何人かの友人がバブルとパートナーシップや取引をしており、バブルのことを基本的にすべてのソーシャルメディアプラットフォームで目にしてきた。そしていつも注意を引きつけられるブランドだった」とサム・ハーレー氏は米Glossyに対し、Zoomで語った。「製品の売り込み方や、製品そのものが好きだったし、支援できればと考えていた」。

インフルエンサーのなかにアスリートを含めるというのは、さまざまな理由から素晴らしい組み合わせといえる。特にアスリートは、適切なスキンケアの重要性を職業と重ね合わせて語ることができる。「アスリートは汗をたくさんかき、その結果としてオイリー肌に悩まされることが多い。この製品はオイリー肌をはじめ、あらゆる肌質にとても合い、ニキビに効果を発揮してきた」とハーレー氏は語る。

若い世代でも買い求めやすい価格設定

スキンケアのルーティンについて、同氏はこのように説明する。「まず最初にフレッシュ・スタート・ジェル・クレンザー(Fresh Start Gel Cleanser)を使い、スラム・ダンク・ハイドレーティング・モイスチャライザー(Slam Dunk Hydrating Moisturizer)に魅了された。保湿の前に、デイ・ドリーム・トーン・アンド・テクスチャー・セラム(Day Dream Tone and Texture Serum)を使うこともある」。さらに、製品がすべて20ドル(約2,670円)以下であることもバブルの魅力だと、現在大学生である同氏は述べる。

「セレブリティやインフルエンサーとのパートナーシップは、一緒に仕事をする人たちによって違う。信頼度を高めるために起用した人も、認知度を向上させるための人もいる。しかし私たちが常に探しているのは親しみやすく、当ブランドのコミュニティが共感し、心躍らせることができる人物、そしてこのブランドを愛してくれる人物だ」とアイゼンマン氏は語る。

[原文:Gen-Z skin-care brand Bubble introduces first OTC product and influencers to promote it

SARA SPRUCH-FEINER(翻訳:田崎亮子、編集:黒田千聖)

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