【難問？】グルメライター格付けチェック『ビール編』：第16回 →「キリン一番搾り」vs「キリン淡麗グリーンラベル」

暑くて暑くてたまらない2022年の夏。こんなときこそウマいのが「ビール」である。グルメ記事を執筆するグルメライターたるもの、ビールと発泡酒の違いなんぞ一瞬で見抜ける……ハズだ。

というわけで、グルメライターたちの味覚をジャッジする「グルメライター格付けチェック」の第16回は『ビール編』をお届けしたい。勝利の女神はグルメライターたちに微笑んだのだろうか？

・最近の発泡酒はすごい？

他の食材と違い “アルコール” であることから、やや普段の勝手とは違うビール編。晩酌をする者、たまに飲む者、元々ビールが大好きな者……などなど、参加者の “アルコール感” にはそれなりに違いがあった。

さらに言えば「発泡酒の進化が止まらない」という話は、アルコールがさほど得意ではない私、P.K.サンジュンですらちょいちょい小耳に挟む。個人的にビールも発泡酒もあまり飲む機会はないが、最近の発泡酒はどんな仕上がりなのだろうか？

・高い方を当てる

さて、ここで『グルメライター格付けチェック』のルールを説明しておこう。参加者は目隠しをしたまま “ビール” と “発泡酒” を味見し「どちらが高いか？」を当てる。ウマいマズい、好き嫌いは関係なく「高い方」を当てれば正解だ。

今回用意したビールは「キリン一番搾り」で、価格は188円。言わずと知れた王道のビールで、口にする機会も非常に多い。その名の通り「一番搾り麦汁のみを使用する製法」で作られた大ベストセラービールである。

発泡酒の方は「淡麗グリーンラベル」で、こちらの価格は1本138円。酒飲みに聞いても「グリーンラベルはウマいよ」と口を揃えていたことから “超優秀な発泡酒” と考えていいだろう。

ここまで大不振が続く「グルメライター格付けチェックシーズン2」であるが、ビールと発泡酒の違いを見極めたメンバーはというと……！

サンジュン：B「本当に単純なんだけど、Bの方が濃かった。だからたぶんBがビールだと思う。でももし居酒屋とかでAをビールですって言われて出されたら、わからないと思う。普段からあんまり酒は飲まないけど、飲み比べると違いはあるね。たぶん合ってる……と思うけどなぁ。酒は自信ないよ」

GO羽鳥：B「発泡酒って進化してもわかっちゃうのよ。コーラとゼロカロリーみたいな違いがあるんだよね。そのゼロカロリーっぽい感覚がAにあったよね。一方、Bは完全にビールだった。今回はかなり自信があるよ。間違えてたら恥ずかしいレベルだね」

砂子間：B「晩酌は週に1回するかどうかですね。でもこれはわかりました。Aはビールの味がしなかったというか、酸味があった気がしましたね。香りの時点でちょっと怪しさがありました。Bはまさにビールって感じで、発泡酒っぽさは無かったです。これを外したらヤバいですね、自信あります」

あひるねこ：B「家では発泡酒が多いですね。あと淡麗はウマいんですよ。ただ飲んだ感じAが淡麗かな～？　ただいつもは缶で飲むので、カップに移すと難しいんですよ。比較するとやっぱりBの方が濃いですね。Aは発泡酒のイヤな感じをメチャメチャ押さえてたけど、味がやや平面的でした。結構むずいけど、濃さと苦さでBがビールでしょう」

亀沢：B「もうわかっちゃったかも……。Aは水くらい薄かったんだけど、Bが苦すぎる気がしたんだよね。逆にビールっぽさを狙うためにBを苦くしてるんじゃないかと……。とはいえ、やっぱりBかな。ビールを頼んでAくらい薄いのが出てきたらビックリするかも」

Yoshio：B「もうわかったけどね、俺。さすがにね。家では発泡酒もビールも飲むし、なんなら淡麗グリーンラベルも飲んでるから外すワケないよ。Aはやっぱり軽いし、Bはガツンと来るよね。あとは泡よ。Aはやや粗いし、Bはキメ細かかった。苦みも違ったよね」

原田：B「普段からビールは飲むんですけど、意外とわからないですね。ただBかな～？　Aの飲んだ瞬間にあんまり美味しい気がしなくて、それよりはBの方が美味しい気がしました。僕はキリンじゃなくてサッポロ派なんですよね～。これがサッポロだったら一発なんですけどねぇ。あんまり自信は無いけどBにしましょう」