断熱タンブラーおすすめ3選。保温や保冷ができる高機能なモデルを厳選

GIZMODO

ハイドロフラスク、やっぱり気になる…!

できるだけ使い捨てのペットボトルを使わないようにするべく、温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま飲めるマイボトルとして断熱タンブラーを使用するようになったという人はここ十年で右肩上がりに急増しています。

本当におすすめできる断熱タンブラーを調査するため、Wirecutterでは年に一度のトレードショーに参加。実際に製品を手にとって、メーカーに話を聞いてみて、さらにその後もテスト(※)を重ねた結果、おすすめできる製品が決まりました。自分で購入してもよし、プレゼント用にしてもよしなタンブラーは?

※保冷と保温のテストを実施。保冷テストは気温33度の真夏日にコンビニのフローズンドリンクを入れて車内に置きっぱなしにして、飲み物の温度がどれくらい変化したかチェック。保冷機能のないプラスチック容器では1時間でドロドロに。

保温テストは、テストでは82度のコーヒーを入れて、30分ごとに飲み物の温度がどれくらい変化したかチェックしました。


タンブラーおすすめ1位:見た目も機能性も大人気、Hydro Flask(ハイドロフラスク)

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Image: Wirecutter

スリムな形状で、独自技術のパウダーコーティングにより持ちやすさは満点。カップホルダーにもうまく収まります。

調査の結果、1番おすすめできるタンブラーはHydro Flask(ハイドロフラスク)。保温、保冷に優れているので、季節を問わず移動中の水分補給に最適。色もサイズもバリエーションも豊富で、タンブラーといえばこれ!と言える代表格です。

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Photo: Michael Hession

フローズンドリンクを入れて車内に放置したテストでは、ドロドロにとけるまで6時間以上かかり、温まりにくくしっかり保冷機能を発揮していました。15種類以上の製品を試したなかで、この結果はトップ5に入る頼もしさ。熱々のコーヒーを入れて保温機能をチェックするテストでは2位という結果に。上位のEcoVesselとは1度だけ差がありました。

ハイドロフラスクの人気の秘密は、使いやすさ。Wirecutter調査のなかでは最もスリムな形状のタンブラーで、他社製品と比べてダントツで持ちやすいです。また炎天下で熱を吸収しやすいステンレススチール製とは異なり、独自技術のパウダーコーティングにより「タンブラーが熱くて持てない」なんてこともありません。

別売りのストロー付き蓋の素材は、柔軟性のあるシリコン製。溢れづらく、きれいに洗えます。

メーカーに問い合わせたところ、食洗機に入れると断熱性に影響が出ることは考えられないものの、食器用洗剤によっては変色する可能性があるとのこと。また、熱湯でパウダーコーティングの色が変わる可能性もあるようです。

タンブラーおすすめ2位:Klean Kanteen(クリーンカンティーン)

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Photo: Michael Hession
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Image: Wirecutter

ハイドロフラスクとよく似たタンブラー。パイントグラスのような形状、大きめな飲み口が特徴。うまく持ちやすいように工夫されている。

見た目のミニマルさから保温・保冷の機能まで、ハイドロフラスクとよく似ているのが、Klean Kanteen(クリーンカンティーン)。保冷機能のテストではフローズンドリンクがドロドロにとけるまで6時間以上かかり、しっかり保冷機能を発揮。保温機能は82度が2時間半後に60度まで落ち、ハイドロフラスクと比べると10度差が開きました。

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Photo: Michael Hession

どちらかというとパイントグラスに近い形状。蓋には断熱性がないようですが、これが保温・保冷機能に影響があるかは不明。別売りのストロー付き蓋(蓋はシリコン製、ストローは金属製)もあります。

タンブラーおすすめ3位:太めボトルのYeti(イエティ)ランブラー

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Photo: Michael Hession

おすすめタンブラー3位:Yeti(イエティ)Rambler

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Image: Wirecutter

幅広でがっしりしたタンブラー。キャンプに持っていくほか、農場や建設現場での作業にもびったり。

より太めなデザインのYeti(イエティ)ランブラーは、がっしりとした持ち心地が好きな人におすすめ。キャンプによく行く人、農場や建設現場で作業をする人にとっては超実用的なタンブラーです。

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Photo: Michael Hession

保冷機能のテストではフローズンドリンクがドロドロにとけるまで6時間以上かかり、しっかり保冷機能を発揮。保温機能は82度が2時間半後には62度に。理想的なホットコーヒーの温度からは若干低めですが、なかなか良い性能だといえます。

フタはきっちりと閉めやすく、ストロー口付き(ただしこぼれ防止にはなっていない)。ストロー口を重視する場合、別売りのストロー付き蓋もあります。また、取っ手を使えば持ち運びがさらに便利になるはず。

その他気になるタンブラー

EcoVesselは、人間工学的に持ちやすく、蓋の開け閉めもしやすいのが魅力。保冷機能のテストではフローズンドリンクがドロドロにとけるまで5時間以上かかりました。保温機能のテスト結果は、ハイドロフラスクをわずかに上回るほど優秀。

Pelican(ペリカン)は、保冷機能のテストでフローズンドリンクがドロドロにとけるまで6時間以上かかりました。凍っている部分がハイドロフラスクよりも5%多く見られたので、断熱性はかなり信頼できそうです。ただ、大きくがっしりしているので持ち運びづらいと感じる人もいるかも。

Thermos(サーモス)ステンレスキングは、どちらかというとホットドリンク専用。スムージーを入れたい場合にストローを差し込めなさそうなのが難点。

Zoku 3-in-1タンブラーは、独特の形状が一部のテスト使用者から好評でしたが、よりまっすぐな形状の方が使いやすいという人もいるかも。

Mizu(ミズ)は、耐熱性が下位にランクイン。

Corksicle(コークシクル)は、底に滑り止めが付いているなどデザイン面では評価できるものの、耐熱性はあまり期待できなさそうです。

表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、販売ページをご確認ください。©2022 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.

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