VWの中国法人、eVTOLの試作機「V.MO」を披露–4人乗りで自律飛行し、航続距離200km

CNET Japan

 Volkswagen Group Chinaは、乗用の垂直離着陸可能な電動マルチコプター(eVTOL)について、試作機「V.MO」を公開した。2022年中に試験飛行を実施する予定。

乗用eVTOLを披露(出典:Volkswagen Group China)
乗用eVTOLを披露(出典:Volkswagen Group China)

 V.MOは、2020年より開発に取り組んできた乗用eVTOLの初めての試作機。2022年の寅年に披露したことから、黒基調の機体には黄色いペイントが施され、「Flying Tiger」という愛称もつけられた。

Flying Tigerという愛称に合わせたカラーリング(出典:Volkswagen Group China)
Flying Tigerという愛称に合わせたカラーリング(出典:Volkswagen Group China)

 固定翼機とマルチコプターを組み合わせた形状の飛行機で、浮上用のローターを8個、推進用のローターを2個備える。翼長は10.6m、全長は11.2m。

 最終的に完成した機体は、自律飛行に対応し、4人の乗客を乗せて最大200km飛行できるという。

 2022年の遅くに試験飛行し、そこで得たデータにもとづいて改良していく。その後、2023年夏の終わりごろ、改良版試作機の試験飛行を実施する。

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