【レビュー】韓国で発売されている「海外版カップヌードル」4種類を食べてみた…がラインナップが偏りすぎてた

ロケットニュース24


みんな元気セヨ! 日本が誇るインスタントラーメンメーカー「日清」「カップヌードル」。私も日本にいた頃はよく食べており、変わり種ではあるがトムヤンクン味に関しては何杯食べたかわからないくらいだ。

亀沢記者の記事にも書いてあるように、カップヌードルは海外だと日本のとは違うテイストで販売されている。今回は韓国で4種類の海外版を入手できたので、日本版を基準にしてレビューしてみた。


・偏りまくっているラインナップ

今回入手できたカップヌードルは「海鮮味」(シーフード)、「香辣海鮮味」(スパイシーシーフード)、「咖哩海鮮味」(カレーシーフード)、「XO醤海鮮味」(XO醤シーフード)の4種類。



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> まさかの全部シーフード <

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日本だとオリジナル、シーフード、カレー、チリトマトの4種類が代表的だと思うが、なぜか韓国で売られていたのは全部シーフードの派生という、偏りまくっているラインナップだった。

私が見つけられてないだけかもしれないが、数々のコンビニやスーパー、ネットでも同じラインナップしか売ってなかった。久々にオリジナル食べたかったな……。


韓国で売られていたカップヌードルは東アジア向けなのか、中国語らしき漢字だらけだった。パッケージ自体には漢字表記で、ビニールの上にハングルのシールが貼ってあった。

お値段は4種類とも1つ1480ウォン(148円程度)。日本で売っているカップヌードルより少し安い。


・「海鮮味」


まずは日本にも同名の味が存在する海鮮味、シーフードから。果たして日本のと同じ味なんだろうか?



なんか具が少ないような……?


日本で売られているカップヌードルシーフードならカニカマとタコが印象的だったが、どっちもないだと……? これはシーフードなのか?


シーフードの味ではあるけど……


具が少ないせいか、全体的に味が薄い気がする。でも基本的な味は日本のと同じだった。入っていないと思ってたタコもすっっごく少ないが入ってはいた。でもいつものお味なので普通においしく食べられる。


・「香辣海鮮味」


こっちは当サイトの記事で既にレビューされているのとパッケージは違うが同じものだと思われる。果たしてどうなんだろう。とりあえずあの記事のものだとカニカマらしき物体が入っていた。



カニカマどこいった?


おいおい、なんでこっちにはカニカマないねん。コスト削減なんか? そんなカップヌードルのカニカマに関して深く考えたことないけど、めちゃくちゃ気になってきた。



お味はシーフードベースで、唐辛子とニンニクの風味が加えられており、期間限定で発売されている「レッドシーフード」と似たような味である。辛さに関しては、韓国生活で辛さに鈍感になってしまった私からすれば感じられないレベルだった。


・「咖哩海鮮味」


普通のカレー味にしてほしかったところだが、きっと日清さんはアジア人みんな海鮮味が大好きと判断したんだろうか。



ジャガイモや謎肉は入ってなく、上記の二つと同じだった。



これは⁈ 合体シリーズの味だ!


名前の通り、カップヌードルスーパー合体シリーズ同様、シーフード味とカレー味を合体させた味だった。全体的に少し薄いってとこ以外は同じ。バランスよく合体されていて、味がどっちかに偏っていることもなかった。


・「XO醤海鮮味」


最後はXO醤海鮮味。今回レビューしている中では変わり種の部類に入るかと。何年か前にあった「リッチカップヌードル」のフカヒレスープ味と似ているのかな……?



具材は他のと同じ……あれ? もしかしてあれは……? さっそくお湯を注いでみよう。




エビだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





でも小っちゃすぎだろ!!!!!!!!!!!!!




どうやって殻を剥いたのか気になるマイクロサイズのエビはさておき、これ一番うまいかもしれん。同じくシーフードベースだが、XO醤からの魚介系の風味が加えられていて本格中華スープのような味だった。

でも中国独特の香辛料の香りはしなかったので誰でも無難に食べられそう。


・ヨーロッパ版でもそうだったが

今回韓国で入手できた4種類を実際に食べてみて、亀沢記者のヨーロッパ版の記事を改めて読んでみたら一つ気になる点があった。



どこにも謎肉が入っていない。



カップヌードルの構成要素として謎肉は必要不可欠である。でも今回食べた4種類でも、ヨーロッパ版でも謎肉だけでなくエビやカニカマなどの具材が圧倒的に少なかった。

他の国の事情はわからないが、韓国のカップ麺の相場が日本円で100円前後であることを考えると、具材がたくさん入っているとしても200円前後のカップヌードルは確かに手を出しにくいかもしれない。

具材の少なさはもしかして本当にコスト削減のためなんだろうか。それとも謎肉やカニカマなどの具材を日本と同量入れてしまうと輸出するときなにかの問題が発生してしまうんだろうか。


・簡単に手に入るだけでありがたい

具材の量がどうであれ、日本に長くいて日本の味が恋しい私からすればコンビニやスーパーで日本の味を楽しめるということは非常にありがたい。海外で暮らしている日本の方、食に困っているときは青いパッケージのカップヌードルは怖がらずに食べておくれ! それでは今回も読んでくれてカムサハムニダ!

執筆:すんぴょんす
Photo:RocketNews24.

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