通気性が不織布マスクの10倍だという「ザムスト マウスカバー」を試してみた → 最高かよと思ったが…

ロケットニュース24

早いものでコロナ禍になって3度目の夏を迎えた。マスクを完全に手放す世の中にはまだ遠く、室内だと着用を求められるのが当たり前。スポーツジムで友人が1人もおらず会話しない “ぼっち” の私でも、マスクはエチケットとして必ず着用している。

さて、本格的に暑くなってきたことで運動時の息苦しさから解放してくれるマスクを探している今日この頃。Amazonで高評価だったデサントのマスクを気に入ったのだが、先日とあるマスクが当編集部に送られてきた。スポーツ向けサポート・ケアブランド「ザムスト」のマウスカバーである。

・なぜマウスカバー?

マスクじゃなくてマウスカバー? そう思った人もいるだろう。販売元の日本シグマックス株式会社によると、不織布マスクと同様の飛沫抑制効果はないため、マスクではなく「マウスカバー」と称しているとのこと。

んで、スポーツ活動時に使うのに適した製品だと考えているらしい……が、マスクだろうがマウスカバーだろうが運動時のマスクを求めている私にとってはどちらでもいい。いろんな事情があると思われるが、それより何より目を奪われたのが通気性で、な、ななな、なんと……


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> 不織布マスクの約10倍 <
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たとえ自社調べだろうとも10倍となれば、通気性が鬼ほどいいに違いない。もしかしたら体験したことない着け心地を味わえるかもしれないから期待……めちゃくちゃ期待したいっ……!!!!


・着用した感想

てなワケでさっそくジムへ行ってマウスカバーでトレーニングしてきた。筋トレにはじまり、トレッドミルでの軽いランニングなど1時間ほど汗を流した結果、率直な感想を述べるならば「たまげた」である。

もちろんその対象は通気性のよさで、体験したことないようなものだった。これまでの私だと息苦しくなったらマスクをズラしてハァハァと呼吸することも珍しくなかったが、驚くべきことに最後の最後まで装着したまま。それほどまでに「酸素」を感じることができたのだ。

口と鼻を覆う生地に「ダブルラッセル」という通気性の高いものを使っているから快適──って正直、素材のことはよく分からないが、息がしやすさは段違い。それでいて、立体形状をしているから汗で肌に貼りつくこともないし、かなり優秀なマスク(マウスカバー)と言えるだろう。

まるで接触冷感のマスクをつけているような感覚で、息をしたらスゥ〜と空気を取り込める。もっと早く使ってみたかったし、これが2020年7月から販売しているとのことだから尚更たまげた。

そして着け心地もなかなかよい。最初こそ顔サイズが大きい私は、思った以上にガチッとしたマウスカバーに困惑。「これじゃ絶対に耳が痛くなるだろうなぁ……サイズが小さめと普通しかないなんて殺生だよ。大きめが欲しい」と心の中で文句を垂れていたものの……

結果としてズレないことはもちろん耳が痛くなることもなく、何ならマウスカバーをつけていることすら忘れるシーンもあった。それくらい、つけたままでもかなり楽。これならば、ある程度の激しい運動でも大丈夫に違いない。

おそらくポイントは紐部分の伸縮性。ストレッチ素材を使用しているからか、紐の緩さを感じないわりに痛みを感じることがなかった。また、メガネをかけて曇ることもなかったし、洗えて即乾くとなれば最高……


・あくまでスポーツ用

そう言いたいところだが、先に書いたように不織布マスクと同様の飛沫抑制効果はなく、飛沫の拡散をやわらげる目的だというのを忘れてはいけない。いわゆるエチケット用で用途が限られる。

日頃から運動している人にとってはいい仕事をしてくれそうなザムストのマウスカバー。1枚1760円で2枚なら2970円で、色はブラックとライトグレーの2種類がある。この夏、運動する際の参考になれば幸いだ。

参考リンク:ザムスト マウスカバー
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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