任天堂株式会社は20日、同社が2005年に発売した「ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ(NTR-010)」および2008年に発売した「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ(WAP-001)」の2機種について、セキュリティ保護の観点で使用を中止し、市販のネットワーク機器などに切り替えるように呼びかけた。
いずれも発売から10年以上が経過しており、対応機器のネットワークサービス「ニンテンドーWi-Fiコネクション」も終了している。
両機器ともに暗号化方式に「WEP」を採用しており、第三者による通信データの改ざんや漏洩、ネットワークの乗っ取りや不正アクセスが行なわれる恐れがある。ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタに関しては、バッファオーバーフローやコマンドインジェクションを用いて、第三者が設定やファームウェアの書き換えを行なえる脆弱性もあるという。
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