インドのAKB姉妹グループが活動終了 コロナ禍で運営難航…昨年末にはベトナム版も解散

J-CASTニュース

   インドの2都市で立ち上げが発表されていたAKB48の姉妹グループが活動を終了し、事実上解散することになった。現地運営会社が2022年7月13日、会社の事業終了と閉鎖を発表した。理由は「インドにおける新型コロナの不安定な状況」だと説明している。

   これまで9都市で立ち上げが発表された海外姉妹グループのうち、21年12月にはベトナム・ホーチミンが拠点のSGO48が解散したばかり。インドネシアの首都・ジャカルタを拠点にするJKT48は21年1月、メンバー65人中26人のリストラを発表。3月から規模を縮小して再スタートを切った。これらの都市ではロックダウン(都市封鎖)など日本よりも厳しいコロナ対策が行われてきた経緯があり、厳しい運営を迫られた。

  • インド2都市でのグループ立ち上げは2019年に発表された。日印合弁で運営会社「YKBK48」が設立されたが、22年7月に「活動停止と、それに続く恒久的な閉鎖」が発表された(c)YKBK48

    インド2都市でのグループ立ち上げは2019年に発表された。日印合弁で運営会社「YKBK48」が設立されたが、22年7月に「活動停止と、それに続く恒久的な閉鎖」が発表された(c)YKBK48

  • 2019年のNHK紅白歌合戦では、AKB48は海外姉妹グループメンバーと合同で「恋するフォーチュンクッキー」を披露した。写真奥の8人が海外メンバー

    2019年のNHK紅白歌合戦では、AKB48は海外姉妹グループメンバーと合同で「恋するフォーチュンクッキー」を披露した。写真奥の8人が海外メンバー

  • インド2都市でのグループ立ち上げは2019年に発表された。日印合弁で運営会社「YKBK48」が設立されたが、22年7月に「活動停止と、それに続く恒久的な閉鎖」が発表された(c)YKBK48
  • 2019年のNHK紅白歌合戦では、AKB48は海外姉妹グループメンバーと合同で「恋するフォーチュンクッキー」を披露した。写真奥の8人が海外メンバー

「インドにおける新型コロナの不安定な状況のため」

   インドの姉妹グループをめぐっては、17年12月に西部のムンバイを拠点にする「MUM48」の立ち上げが発表されたが、18年11月に現地運営会社と日本側とのライセンス契約を解消。改めて日印合弁で運営会社「YKBK48」を設立し、ムンバイ拠点の「MUB48」と首都ニューデリーがあるインド北部が拠点の「DEL48」を立ち上げることを19年6月に発表していた。

   「DEL48」については、19年末のNHK紅白歌合戦にメンバーのひとりが日本に派遣され、AKB48のパフォーマンスに参加した。だが、20年10月にコロナ禍による「一時的な活動停止」を発表。「活動再開のタイミングを適切な時期に発表する」としていたが、再開できない状態が続いてきた。「MUB48」は、公式サイトのトップページに「COMING SOON」と表示される状態が続き、現時点では事業終了の発表のみが掲載されている状態。実質的な活動が行われた形跡は見当たらず、何らかの理由で立ち上げが頓挫したとみられる。

   YKBK48が22年7月13日に出した声明では、同社の「活動停止と、それに続く恒久的な閉鎖」は新型コロナが理由だとしている。具体的には、

「(YKBK48がプロデュースしたコメディー映画の)Kade Haan Kade Naaのリリース後、運営開始を計画していたが、インドにおける新型コロナの不安定な状況のため、DEL48とMUB48の活動終了を決定した」

と説明している。

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