ゆらゆらと水中を漂うクラゲたち。鮮やかな光に照らされる姿はとっても神秘的だ。
まるでどこかの水族館で撮影してきたかのような写真だけど……実はこのクラゲたち、私が作りました。
使用したのは、「神秘の透明生物をつくろう!」という商品。なんとこのセットを使えば、誰もが簡単にクラゲやクリオネを作れるのだという。
えっ、クラゲとかクリオネって自分の手で生み出せるもんなんです? あのぷるぷるした質感を再現するのって、素人には結構難しそうな気がするんだけど……
ドキドキしながらチャレンジしてみたら……ほんとに簡単に透明生物が爆誕してしまった!!
・準備
こちらが「神秘の透明生物をつくろう!」のパッケージ。筆者が購入した楽天市場のショップでは、税込880円で販売されていた。
本セットでは、「ミズクラゲ」「オワンクラゲ」「クリオネ」の3種類の透明生物たちを作ることができるそう。
箱の中から出てきたのは、いろんなカップや液体の入った袋たち。おおお、なんかいかにも科学の実験の道具って感じでワクワクするな! さっそく取扱説明書に従って製作を開始することにした。
それでは下準備から始めよう。まずは、
・ハサミ
・新聞紙
・ティッシュ
・水
・口の広いカップ
・紙コップ
・食品用ラップ
・ぞうきん
・割りばしまたはスプーン
の9つのアイテムを用意する。一瞬「自分で用意するもの多くない!?」と思ったけれど、どれも家庭にあるものばかりなので準備にそう時間はかからなかった。
続いて付属の3種類の液を使っていく。
・ボトル用液
・魔法の液
・透明生物のもと
ネーミングからしてワクワクするなあ。
「ボトル用液」は水と一緒にボトル内の指定の位置まで入れて、割りばしで混ぜ……
「魔法の液」をよく揉んでから口の広いカップに入れる。
「透明生物のもと」は付属の小さなカップへ。一度では入りきらないので……
残りは用意しておいた紙コップに倒れないようにセットしておこう。
・透明生物爆誕
準備が完了したところで、いよいよ透明生物たちを作っていこう!
まずは「透明生物シート」を、周りの水色の線に沿って切り離す。
クラゲたちは立体的になるように切れ込みにそって折る。
次に作るのはクラゲの足。透明生物のもとを付属のスポイトで吸って……
魔法の液の上に垂らす。すると……
ぜ、ゼリーみたいになった──!?!??!?!?
さっきまでは確かに液体だった透明生物のもとが、魔法の液に触れた瞬間にぷるっぷるに固まってしまった。なんだこれ不思議。
これを適度な長さにちぎり、一旦ラップの上に乗せておく。
そうしたら、付属していたカップの蓋のここに透明生物のもとを入れ……
上から先ほど切り取ったクラゲの傘を乗せる。
クラゲの傘の上に足を配置して、さらに透明生物のもとを上からかけてサンド。そしてこの状態のまま……
蓋ごと魔法の液にドボン!! クラゲ全体をしっかりと魔法の液漬けにして取り出せば、リアルなクラゲの完成だ!
先ほど準備したボトルの中に入れてみると……うおおお、本体や足がぼんやり見える感じといいゆっくり水中を漂う感じといい、マジで本物のクラゲそっくり!!
えっ、逆になんでふわふわ動かないんですかこれ……? と不思議に思ってしまうくらいだ。若干足が不格好になっちゃったかな……と心配していたのだが、むしろそれが自然な感じになっていたので結果オーライ。
続いてクリオネも作っていこう。クリオネの作り方はクラゲより圧倒的にシンプルで、クリオネシートの持ち手をつまんで透明生物のもとに入れ……
魔法の液に浸すのを繰り返すだけ。
シートに透明の膜ができたら、持ち手をはさみで切り離して完成だ!
・癒し効果◎
いや~、物づくりってやっぱり楽しいな。
ボトルの中でぷかぷか浮かぶ透明生物たちを眺めながら達成感に浸っていたけれど、このセットが本領を発揮するのはここから。付属の台にLEDライトを設置し、スイッチを入れてみると……
げ、幻想的~~~!!!
ゆったりと7色に切り替わるボトルを漂う透明生物たち。こんなの癒されること間違いなしですわ……
世の中はもうすぐ夏休みシーズンに突入するけれど、一足先に自由工作に挑戦した気分で楽しませてもらった。
暑い夏にぴったりな手作りセット「神秘の透明生物をつくろう」。皆さんも、この夏はクラゲやクリオネと一緒に自宅で水族館気分を楽しんでみてはいかがだろうか。