アナログとデジタルの素敵な融合。ヤマハデザインが考えたスマホ再生レコードプレイヤーやリズム隊ロボ

GIZMODO

デジタルにはない味わい深さが感じられます。

今やスマートフォンやコンピューターが主になった音楽プレイヤーですが、アナログが持つ柔らかさや木の温もりが加わると、ちょっとメルヘンで優しい楽器が生まれます。

そこでヤマハデザイン研究所が、スマホ用アプリと共生する新しい音楽デバイス「Stepping Out of the Slate」シリーズを考案しました。アナログの持ち味を起動装置にする温故知新の精神で作られています。

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Image: Yamaha Design

「TurnT」

スマホの画面に映ったレコードに針を落とすと音楽を奏でる不思議なターンテーブルが「TurnT」。レコードを変え、針の位置で再生箇所が変わるのはアナログそのまんまです。

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Video: Yamaha_Japan / YouTube

「針を落とす」という懐かしい感覚がまた体験できますね。盤面をクリーナーで掃除する儀式めいた作業もなければ、盤に傷が入ることもありませんが…。

「Winder」

ゼンマイ仕掛けのオルゴールよろしく、ネジ巻きの動力がスマホと連動するキーがこちら。カリカリカリ…と回す触感も心地良く、ゼンマイの回転ムラに応じた音揺れが生成されるのも現実味があります。再生速度まで連動するんですね。

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Video: Yamaha_Japan / YouTube

最後のいきなりスローになって止まるのが何とも儚げです。この不便さが味。また巻きたいと思わせます。

「MusicLight」

暖炉や焚き火など、を見ていると落ち着きますよね。「MusicLight」はキャンドルに灯した炎に連動して、スマートフォンから音楽が再生されます。もはやアナログというより物理現象がトリガーなのが、古くて新しい感じです。

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Video: Yamaha_Japan / YouTube

炎の揺らめきで音もかすかに揺れ、吹き消すと煙のように僅かな余韻を残して音楽が止まります。デジタルのオン/オフだけでは味わえない感覚ですね。

「RhythmBot」

まるで『スター・ウォーズ』のR2-D2みたいな形ですが、これたのロボたちは聴こえてくる音楽に合わせてリズムを刻みます。小学校の合奏で使うようなシンプルな楽器を奏でる辺りに、郷愁を感じます。

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Video: Yamaha_Japan / YouTube

実はメトロノームの進化形という「RhythmBot」。もし保育園とかで使ったら、将来の音楽家がたくさん生まれそうですね。


これらはすべてプロトタイプですが、発売しても問題ないクオリティーでそのまま実際の使用感を検証できるものになっているとのこと。であれば、ぜひとも製品化してほしいですよね。特にリズム隊ロボは欲しいなぁ…。

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https://www.gizmodo.jp/2022/03/ob-4-off-white.html

Source: YouTube (1, 2, 3, 4) , Yamaha Design via YANKO DESIGN

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