打棒爆発のヤクルト村上宗隆、「村神様」流行語候補に? 重なる6年前の「神ってる」ブーム

J-CASTニュース

   ヤクルト・村上宗隆が驚異的なペースで打ち続けている。2022年6月29日の広島戦(マツダ)では2打席連続アーチを放つなど猛打賞4打点の大活躍。チームも9-2の快勝で今月18勝目を挙げ、02年8月の球団最多記録の月間19勝に王手をかけた。

   チームを引っ張る村上の活躍に、SNS上では「村神様」とたたえる声が広がっている。重なるのは、鈴木誠也(現:シカゴ・カブス)が広島時代に巻き起こし、流行語にもなった「神ってる」ブームだ。

  • ヤクルト・村上宗隆(写真:ロイター/アフロ)

    ヤクルト・村上宗隆(写真:ロイター/アフロ)

  • 幼少の頃の村上選手(本人のインスタグラム、2022年2月2日の投稿より)

    幼少の頃の村上選手(本人のインスタグラム、2022年2月2日の投稿より)

  • ヤクルト・村上宗隆(写真:ロイター/アフロ)
  • 幼少の頃の村上選手(本人のインスタグラム、2022年2月2日の投稿より)

「投げる球がない」他球団スコアラーも呆れる

   村上の凄みが凝縮された2発だった。2点リードの8回1死。菊池保則のスライダーを振り抜き、左中間スタンドに今季初の3試合連発となる28号2ランを放った。さらに、9回無死一塁の第5打席には、松本竜也のカーブを左中間に運ぶ2打席連続の29号2ラン。緩い球に体の軸が崩れず、下半身の粘りで逆方向に飛ばす、パワーと高度な打撃技術を兼ね備えているからこそ打てた一発だった。

「緩急でも崩せないし、長打をケアして外角に投げても逆方向のスタンドを越えていく。投げる球がないですよ」

   相手球団のスコアラーが呆れるほどの打撃だ。6月は22試合出場で打率.430、14本塁打、35打点と打ちまくっている。試合の中盤以降に効果的な殊勲打が多いのも特徴で、貢献度は非常に高い。

   シーズン通算でも73試合出場で打率.320、29本塁打、78打点。本塁打は9本差、打点は19点差と2位の巨人・岡本和真に大差をつけて独走。打率もリーグトップのDeNA・佐野恵太に1厘差に迫り、「令和初の三冠王」が現実味を帯びてきた。

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