普通。
のっけから答えを言ってしまったが、そういうことである。「ミラノ風グラタン」は 普通以上でもなければ普通以下でもない。これ以上 “普通” という言葉がしっくりくる料理も珍しいようなグラタンであった。
よって味自体は割とありがちかと思うが、サイゼリヤのメニューとして考えたら超レア。だってみなさん、「サイゼリヤのミラノ風グラタン」なんて食べたことあります？
おそらく、多くの人が「ミラノ風ドリアなら食べたことあるよ」って感じかと思う。説明するまでもなく、ミラノ風ドリアはサイゼリヤの看板メニューなのだが、今回はそっちじゃない。
ミラノ風ドリアの知名度に比べたらマイナーもマイナーの「ミラノ風グラタン」である。何だよそれ!? って感じかもしれないが、中身はいたってシンプル。
ミラノ風ドリアのサフランライスを抜いて代わりにペンネを入れたもの──と言えば分かりやすいだろうか。
ミラノ風ドリアにとてもよく似ており、同チェーンのヘビーユーザーである私にとっては食べ慣れた味以外の何物でもない。そのため “普通” という印象をより強く受けたのだろうが、決してマズいわけではないことは強調しておきたい。
・購入した店舗
ちなみに、私がそのメニューを購入したのはサイゼリヤのデリバリー專門店「サイゼリヤ デリバリー 日本橋」で、ウーバーイーツでの価格は449円。
以前の記事でお伝えしたように、デリバリー專門店舗は存在自体が貴重である（2022年6月時点）。その運営は独特で、サイゼリヤの看板を掲げているもののサイゼリヤの店舗で作られているとは限らないというゴースト仕様。
ゆえにちょっと変わったメニューも存在し、ミラノ風グラタン以外では「ナポリタン（589円 ※ウーバーイーツ価格）」もあった。サイゼリヤのランチメニューで「ナポリタン」を見かけて食べたことはあるが、公式サイトのグランドメニューには載っていない。
せっかくの機会なので、「ミラノ風グラタン」と一緒に注文してみたところ……！
こちらもやはり “普通” であった。ただし、そう感じるのはサイゼリヤ価格に慣れすぎてしまったってのもあるだろう。つまるところ、価格を考えれば十分に高コスパと言えるので、注文できる環境にある人はぜひ！
やり方というほどでもないが、ウーバーイーツか出前館を開いて検索窓に「サイゼリヤ」と入力し、“デリバリー專門店” と記載された店が出てきたらビンゴ。その店のメニューを確認してみてくれ。
執筆：和才雄一郎
Photo：RocketNews24.
ScreenShot：Uber Eats（iOS）
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