キャンプ場の企画・運営を手がける株式会社Recampは、静岡県御前崎市の海水浴場まで徒歩30秒の海岸に、オートキャンプ場「RECAMP御前崎」およびコワーキングスペース「umi kaze base」を7月2日にオープンする。
静岡県西部に位置する御前崎市は、太平洋の遠州灘に面し、水産や観光などを主な産業としている。今回オープンする2施設(静岡県御前崎市港6099-1)は、車で東名高速道路相良牧之原ICより約30分。海浜公園・海水浴場「マリンパーク御前崎」に隣接し、有名な観光地である御前埼灯台にも近い。Recampは御前崎市との業務委託契約により2施設を運営。同市でのワーケーション誘致などを目指すという。
RECAMP御前崎は、旧称「マリンパーク御前崎オートキャンプ場」をリニューアルしたもの。キャンプサイトのほとんどが100㎡以上と広く、車の乗り入れが可能。また、キャンプ場受付の隣には海鮮市場があるため、新鮮な魚介類を現地調達できるという。
料金は5000円/1泊など。6月20日時点で、夏休み期間中の予約を、キャンプ場予約サイト「なっぷ」にて受け付けている。
umi kaze baseは、同市の観光物産会館「なぶら館」をリノベーションしたコワーキングスペース。海を見ながら仕事ができるオープンスペースのほか、パーテーションを設けた集中ブース、会議室などがある。Wi-Fiと電源を完備するほか、キッチンスペースも利用可能。
料金はドロップイン利用が1000円/日だが、キャンプ場利用者や御前崎市民、市内宿泊者は700円/日で利用可能。このほか月額会員としての利用もでき、個人会員は8000円/月、法人会員は2万円/月。なお、ドロップイン利用者、月額会員のいずれも、会議室を利用するには別途料金が必要で、ウェブサイトより申し込む。
Recampは御前崎市と「御前崎市賑わい創出業務委託契約」を締結。今年度から実証実験として、同市と提携しながら広報活動を行うほか、観光拠点におけるコワーキングスペースのあり方や賑わい創出方法などを模索していくという。