iPadをまるでMacのように使えるiPad向けOSの次期メジャー版「iPadOS 16」が発表

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Appleが開催している開発者向けイベントWWDC22の中で、iPad向けのOSの次期メジャーバージョンとなる「iPadOS 16」が発表されました。macOS Venturaと同様にマルチタスク機能「ステージマネージャ」が実装されるほか、外部ディスプレイを接続してiPadの作業領域を拡張することもでき、単なるタブレットにとどまらない使い方も可能になるとのことです。

iPadOS 16プレビュー – Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/ipados/ipados-16-preview/

WWDC 2022 – June 6 | Apple – YouTube
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ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏が突如、Apple社屋内を猛烈ダッシュ。


到着した場所で話し始めたのが、iPadOSについて。


「天気」がiPadに追加されます。


大雪や土砂降りの雨などがアニメーションで表現されます。


「WeatherKit」をアプリに組み込むことで、アプリが「天気」の情報にアクセスできるようになります。


macOSと同様に、iPadOSでも共有機能が強化されます。


これまでは「共有」をタップすると、共有したいファイルのコピーを相手に送信していました。


しかし、新しい共有機能ではコピーを送信するのではなく、オンライン経由で共有を行います。


メールアドレスや名前を入力しなくても、メッセージのグループからそのまま共有を行うことができます。


グループはツールバーに表示され、メッセージやFaceTimeでコミュニケーションを取りながら共同制作を行うことが可能。


この共同制作を可能にするAPIも新しく公開される予定。


そして、この新しい共有機能はiOSとmacOSにも追加されます。


さらに共同作業を行うための共有スペースも用意されます。FaceTimeからタップ1つで……


共有ボード上で同時に作業を行うことが可能。


ライブカーソルが表示されるので、誰が何を書いているのかを一目で把握できます。


共有ボードはピンチ操作でズームイン・ズームアウトが可能で、ライブカーソルをクリックすることで、その人の作業内容にすぐに注目できます。


Apple Pencilでスケッチやメモを書き込むことも可能。


また、写真やビデオなどのファイル、ウェブサイトへのリンクも共有可能。


この共有スペースは、iPadOSとmacOS、iOSに導入される予定です。


そして、macOSと同様にアップスケーリングを可能にするMetalFXが導入され……


さらにゲームデータをバックグラウンドでダウンロードできるようになるAPIも公開されます。


Game Centerを介して、SharePlayで友人と一緒にゲームをプレイすることも簡単になります。


Game Centerの新機能は2022年の後半に、iPadOS・iOS・macOSに導入されます。


さらにiPadOSには、「デスクトップクラスのアップデート」がくるとのこと。例えばシステム全体を通しての取消しとやり直しや……


カレンダーの空き時間状況の確認


連絡先でのカードの検索と結合やリストの作成などが可能になります。


また、ファイルの拡張子の変更やフォルダサイズの表示など、リクエストの多かった機能が追加されるとのこと。


さらにファイルや文書でよく使うアクションが表示されるようになります。


加えて、カスタマイズ可能なツールバーがiPadOSに導入されます。


こうしたさまざまな機能を使えるようになるAPIもデベロッパー向けに公開される予定。


iPadOS 16で、Macでの画像・映像編集時の色調整にiPad Proのディスプレイを活用できる「リファレンスモード」が追加されました。


そして、ディスプレイスケーリング設定によって、ウィンドウごとの画面表示のバランスを変更可能になります。


そして、M1チップ搭載のiPadにおいて、ストレージを仮想メモリとすることが可能になります。


割当は最大16GB。


そしてmacOSと同様に、デスクトップ管理機能である「ステージマネージャ」がiPadOSにも導入されます。


iPadOSのステージマネージャは外部ディスプレイをフルサポート。


外部ディスプレイに接続することで、最大8つのアプリケーションを外部ディスプレイ上で使えるようになるとのこと。


iPad上に表示したアプリで、Apple Pencilを使ってメモを書き込み……


そのアプリを外部ディスプレイ上に表示させることができます。例えば、共有機能でグループと資料を共有している時、「閲覧する時は外部ディスプレイの大きな画面で、書き込む時は手元のiPadで」と切り替えることができるというわけです。


iPadOS 16についてまとめた画像が以下。


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