iOS版「地図マピオン」、紙地図に近いデザインへ–標準地図の情報量を増加

CNET Japan

 凸版印刷のグループ会社であるONE COMPATHは5月30日、同社が運営する地図アプリ「地図マピオン」(iOS版)において、標準(デフォルト)地図のデザインを6月3日の「測量の日」に合わせてリニューアルすると発表した。

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 iOS版の地図マピオンは、2020年11月のリニューアル時に従来のラスタータイル(画像)形式からベクタータイル形式の地図に変更。それにより、「境界線マップ」や「到達圏マップ」といった地図を提供できるようになっていた。今回、標準地図も「見ていて楽しい」ものにするためのリニューアルを実施するという。

 具体的には、中縮尺時の情報量を大幅に増やすべく、スーパーやホテルなどの地図上のアイコン、建物、施設名を増加。アイコンは約4割を見直し、「スーパー」「ボウリング場」など38種類を追加、変更した。建物名表記は、情報が密集した地域でも建物名の文字の折り返しなどを調整することで判読性や視認性を保ったという。

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 これまで大縮尺までズームしないと出なかった市区町村の色塗り分けや境界、等高線なども中縮尺時で表示可能となった。マピオンの特徴のひとつである「境界線表示」をより分かりやすくしたという。

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 トンネルのデザインも変更。これまでは道路の上にトンネルの表現を重ねる形で表記していたが、トンネル単独の表現として点線を採用。通常の道路(高速道路、一般道など)との差別化を図っている。

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 同社によると、背景地図として切り替えられるラスタータイル形式の「旧デザイン」地図をリニューアルのヒントにしたという。ウェブの地図でありながら紙の地図のような質感から根強い人気の機能であり、今回のリニューアルでは、ベクタータイル形式による高速表示はそのままに、紙の地図のようなデザインと豊富な情報量が特徴の「マピオンらしさ」をさらに追求したと説明している。

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