パン切り包丁おすすめ3選。焼きたてパンもスパッと切れる!人気商品を実際に使って評価しました

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ホームベーカリーで焼いたパンもキレイに切れる。

「おいしい食べ物は、美しい断面から」。どんなにおいしい焼き立て食パンも、包丁で切る時に皮がバラバラになったり、ぺちゃんこにつぶれてしまっては台なしです。本来のおいしさを最大限楽しみたいなら、サクッと切れるパン切り包丁、パンナイフは必須アイテムです!そこで今回はWirecutter編集部が厳選した、切れ味と使いやすさ抜群のおすすめのパン切り包丁をご紹介します!


今回、私たちは15時間以上かけてさまざまな人気メーカーのパンナイフをテストしてみました。かためのパンや完熟トマト、ステーキ、ローストビーフサンドウィッチなどを実際にカットし、切れ味や使い心地をチェック。そしてわかったこと、それは「パンナイフに大金をかける必要はない」ということ。

お手頃な価格帯にも、切れ味十分で使いやすいナイフはたくさんあります。中でもおすすめなのが、ステンレス製のVICTORINOX ブレッドナイフ Pro。カーブのかかったボディは薄くて、シャープ。使い心地もバッチリで、この価格でこれほど用途が広くて優秀なナイフは他にはないでしょう。

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Photo: Wirecutter

最高のギザギザナイフ。軽くて緻密で、価格もお手頃。

VICTORINOX ブレッドナイフ Proはパンナイフといいつつ、パン以外にも幅広い用途で活躍。柔らかい野菜や果物、食べ残したローストビーフやチキンもきれいにカットします。

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Photo: Wirecutter

リーズナブルなパンナイフ。刃が厚めですが、格安価格で購入できる良品。

Mercer Millennia パンナイフは、できるだけ予算を抑えたい方に絶対おすすめ。刃が厚めなのでちょっとズレちゃうこともありますが、先述のVictorinoxと比べて価格は半分。パンや野菜を「どれだけ薄く切れるか」より、使いやすさを重視する方向きです。

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Photo: Wirecutter

柔らかい果物に最適。高めの価格に、納得の品質。倍の値段の包丁と同等の性能を発揮します。

ちょっぴりエレガントなキッチンタイムを楽しみたい方には、藤次郎 SDモリブデンバナジウム鋼パンスライサーがおすすめ。スカラップ型の刃はお肉のカットなど、より幅広い用途で使えます。同等の高機能ナイフと比べて、日本の包丁ブランド藤次郎の商品はリーズナブルな価格面で一歩リード。切れ味は最高ですが、パン生地に食い込ませるには何度かギコギコしなければいけないので、そこだけがマイナスポイント。それ以外は重さも握りやすさも切れ味も文句なし、の魅力的なナイフです。

パンナイフの種類と刃先

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Photo: Wirecutter
上から順にオフセット、ストレート、カーブ(ポインテッド)、カーブ(スカラップ)

パンナイフには複数のスタイルや刃の形状があり、それによって用途や得意分野が異なります。自分好みのナイフに出会うために、基本的な仕様をチェックしておきましょう!

3つのスタイル

フラット型: 最も一般的なパンナイフで、「ナイフ5本セット」といったものにはほとんど含まれています。普通のパン切りには問題なく使えますが、グリップが効きにくいものも多い。

カーブ型: カーブのかかった刃はテコの原理で「キコキコ」切る動作にも向いているので、パンはもちろん、野菜やフルーツにもぴったり。フラット型よりもグリップが効きやすく、最も汎用性の高いスタイルです。

オフセット型: ナイフの刃がハンドルより低い位置にあり、力を入れやすい形状。刃の長さは約15~22cmほどで、大きめのパンにはちょっと足りないかもしれません。細かい操作がしにくいので、初心者向きではないかも。

刃先の形状は2種類:

ポインテッド(ギザギザ)型: 最も一般的な形状。かためのパンの皮もしっかりキャッチし、サクッと切り分けます。トマトやナスといった皮のかたい野菜や、パイナップルやメロンなど身の詰まった果物も得意です。

スカラップ型: 半月状の刃で、肉や柔らかい野菜・果物をスッとカットします。その分、皮のかたいパンはちょっと苦手です。

ナイフの基本仕様をチェックしたところで、おすすめ3選を詳しくご紹介します。

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Photo: Michael Hession

VICTORINOX ブレッドナイフ Proは、適度に薄く尖った刃(刃渡り約26cm)を持つ、理想的なナイフです。コスパも最強人間工学に配慮した形状のハンドルは快適で、面倒な下ごしらえの時間も楽しくなるかも。かたいパンもきれいにサクッと切ってくれますし、薄くスライスしてもパンくずが出にくいのが嬉しい。刃が薄く、いい感じのカーブがかかっているので、正直、他の製品を圧倒してしまうほど、幅広い作業に活躍します。クッキング情報誌“Cook’s Illustrated”はVictorinoxを「超おすすめ」とランク付けし、本製品をイチオシしています。

パンのスライスはVictorinoxが同価格帯のなかで最も薄く、均一なスライスを実現。もっと高価なスカロップ型を上回ることもありました。その違いを生むのが、シャープなギザギザ刃。パンに触れた瞬間、皮をしっかりつかんで、思い通りにカットしてくれます。薄い刃は切りやすいだけでなく軽量化にも貢献

ボディの適度なカーブやゆとりある長さの刃が、「身は柔らかいけど皮はかたい」といったトマトなどの食品もロッキングチェアのような動きできれいにカットします。グリップの力が伝わりやすいのもありがたい。

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Photo: Michael Hession
上がVictorinoxのナイフ。薄いので、お好みどおりの切り方ができます。

やはり、キッチンには25cmくらいのギザギザナイフが1本あると便利ですね。パイナップルのような切りにくい果物も、バケットやスイカなどもサクッとカットできます。Victorinoxのハンドルは手になじみやすい形状で、質感のあるプラスチックはしっかりグリップが効きます。

唯一欠点があるとすれば、見た目があまりエレガントじゃないところですが、ナイフに求めるのはおしゃれ感よりも機能なので、特に気になりませんでした。

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Photo: Michael Hession

Mercer MillenniaのナイフはVictorinoxに負けない機能を持ちながら、価格は半分。刃がやや厚めでギザギザがちょっと大きめなので、細かいコントロールがしづらく、スライスも厚めになります。「精度が少々落ちてもいいから、価格重視で!」という方にはおすすめ。カーブのかかった先端と、快適なハンドルがお気に入りです。

Victorinoxに比べてパンくずが目立ち、多少皮が崩れる感じはしますが、許容範囲内。パンやトマトのスライスはやや厚みがあり、ローストビーフでは歯形(刃形?)が目立ちますが、サンドウィッチやシナモンロールはきれいに簡単にカットできます。

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藤次郎は滑らかなスカラップエッジと人間工学に基づいたパッカウッドの快適なハンドルを備えた、ワンランク上のパンナイフ。高機能のわりに低価格なのも魅力です。このナイフ、肉切り包丁としても使えるのが特徴。Victorinoxだとローストビーフに波打つような跡が残りますが、藤次郎ならまるでバターを切るように肉をカットします。“Wüsthof Classic Super Slicer”や“MAC Superior Bread Knife”といった高級ラインに負けない使い心地とバランスの良さ、そして魅力があります。きちんとお手入れすれば、何年も相棒として愛用できるでしょう。

ただし、藤次郎のスカロップエッジは、かたいパンは不得意。刃先がギザギザしていないので、パンのクラストを貫通するには何度かキコキコしなければなりませんが、いったん刃が通ればパン生地のダメージを最小限に抑えて綺麗にスライスできます。柔らかいパンでも、大丈夫。Victorinoxのギザギザを愛する方でもトマトやローストビーフの切れ味に満足できるはずです。

藤次郎には陶磁器の砥石がいいという話を聞いたので、いずれ使いこんで刃が痛んできたら、使ってみたいと思います。その時はまた、こちらでご報告します。

長く愛用するためのお手入れとメンテナンス

パンナイフはシェフナイフほど酷使されることはありませんが、基本的なケアはしておきたいもの。包丁に食洗機はご法度なので、すべて手洗いし、キッチンペーパー等で水気をふき取ります。引き出しの中に収納すると刃先が鈍くなりますので、刃先を保護するカバーをつけることをおすすめします。

ギザギザ刃を研ぐのは、なかなかの難問。通常使いし、きちんとお手入れしていれば研ぐ必要はないと思います。10年使って、5,000円の包丁の切れ味が鈍ってきたら、新しい物を買えばいい話。でなければ、専門の研ぎ屋さんにお願いしましょう。 どうしても家で研ぎたい、という方はWirecutterでもナイフシャープナーを紹介しているので、参考にしてみてください。ただ、やはり自己管理だけでは難しいので、長く愛用したい方はプロにお願いすることをおすすめします。

©2022 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.

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