ゆで卵と言ったら満場一致で板東英二で決まりだが、実を言うと私(あひるねこ)も英二並みにゆで卵を食べている。1日1個は必ず食べるので、もしかしたら英二以上に消費しているかもしれない。英二か、私かだ。
しかしそんな私も、JA全農がオススメするアレンジレシピ「たこ焼き風ゆで卵」の話を聞いた時は目から板東英二だった。ゆで卵をたこ焼き風にして食べる……? 完全にその発想はなかったぞ。これはゆで卵界における革命ではないか?
・Twitterで話題
JA全農広報部の公式Twitterアカウントが2022年5月24日、ゆで卵のオススメレシピを公開して大きな話題になっている。以下、ツイート本文だ。
「夕飯にもう一品ほしい…卵はある…でもフライパンを汚したくない…そんな時はゆで卵をたこ焼き風にアレンジするとラクでおいしくて見た目もにぎやかです。卵をゆでたら、たこ焼きソース、マヨ、青のり、おかかをかけるだけ。2個はペロリと食べられます。ゆで卵界にニューウェーブ、きました。」
なんでもこのレシピは卵のプロ、JA全農たまごの担当者から聞いたものらしい。英二並みにゆで卵を食べる私だが、基本的には塩一択。たこ焼き風なんて考えたこともなかった。そこで試しに作ってみることに。
【作り方】
ではまず ゆで卵を用意しよう。普段、私が使っているのは曙産業の『レンジでらくチン ゆでたまご』というグッズ。電子レンジでゆで卵を作れる優れものだ。使い方は以前の記事でご紹介しているため、そちらを参照していただきたい。
卵をレンジに入れて十数分後……
トゥルンと完成。
あとは全農のツイートに書いてある通り、たこ焼きソース、マヨ、青のり、おかか(かつお節)をかけたら……
完成である!
・マッハ
ちょっと尋常ではない簡単さ&早さで、これには英二もビックリ間違いなしだが、たしかに見た目はたこ焼きそのもの。プスッと爪楊枝を刺したくなるな。
半分に割っていただいてみると……
おお、なるほどなるほど……。なんというか、100%想像通りの味である。ゆで卵にソース、マヨ、青のり、おかかをかけたら、そりゃこうなるよなという味だ。それ以上でも以下でもない。
が、だからこそ完璧とも言える。100と100を足して、何一つ欠けることなく200にするのは実は難しい。「たこ焼き風ゆで卵」は、ゆで卵のおいしさと魅力は一切損なわず、たこ焼きの光の属性だけを付与することに見事成功しているのだ。そんなのウマいに決まっておろう。
もう1個はスライスして……
居酒屋メニュー風に。
この形にして食べて気付いたのだが、白身の部分だけだとソースの強さに味が負けてしまう。黄身があって初めてちょうどいい塩梅になるのだ。まさに奇跡のバランス! このアレンジ料理、見た目以上に奥が深いぞ。
・天才の発想
塩やマヨネーズ以外の食べ方を知らなかった私にとって、「たこ焼き風ゆで卵」の登場はほぼ革命と言っても過言ではなかった。全農の言う通り2個はペロリ。リミッターを外せばあと10個は余裕であろう(真似すんなよ!)。今すぐ英二にも教えてあげたい。
参考リンク:Twitter @zennoh_food
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.