【めざましテレビ】阿部華也子アナの言い間違いが元 「サソリのワイン蒸し」は美味いのか? 作ってみた結果…

ロケットニュース24

全ては2022年5月21日の『めざましどようび』が発端だ。この日の星座占いのコーナーで、12星座中最下位だったサソリ座。そして、ド底辺な運性をどうにかするためのラッキーメニューとして紹介されたのが「アサリのワイン蒸し」。

そういう内容だったのだが、コーナーを担当していた阿部華也子アナが「アサリのワイン蒸し」を「サソリのワイン蒸し」と言い間違えてしまう事態が発生。詳しくはTwitterで検索してみてくれ。

ご本人はすぐさま「サソリじゃない」と訂正するも、あまりに独創的すぎる料理の爆誕に沸いたネット民によって、即座にTwitterでトレンド入り。偶然それを目にした筆者は、奇しくもサソリ座。ってことはよォ……食ってみるしかないよな

・ワイン蒸し

参照したレシピは、アサヒビールのHPに掲載されているもの。色々と忙しく実現まで数日かかってしまったが、買いそろえた材料はこちら。


そしてアサリの代わりに使用するサソリ。


アジアンフォレストスコーピオンというらしい。Amazonで買った。


恐らくこのサソリは乾燥していると思うのだが……水で戻したりする必要はあるのだろうか?


・調理開始

いや、どのみち諸々の材料と共に煮るし、そのままブチ込むことにしよう。一部は道具の不足等の理由で適当に手を抜いたが、おおむねレシピ通りに進行。

要は、アサリをニンニク、バター、ワイン、オリーブオイルと共に煮込めばいいのだろう。思っていたより簡単な料理なのだな。ちなみに、ワインは家にあったベルモットを使うことに。


何かの儀式かな?


・完成

そして出来上がったのがこちら。ちょっとバターが多かったかもしれない。そうか、アサリだと水分が多いからな。乾燥したサソリを使う場合、オイル系の分量は減らすべきだったか。


まあでも、その辺は気にしなくていいだろう。サソリを使ってる時点で全ては些事。まずは手始めに、ハサミの部分を食べてみようと思う。


・ハサミは硬い

あっ、なんか毛が生えててちょっと嫌だな。筆者はサソリ座だから耐えられるが、おとめ座やふたご座だったら耐えられなかっただろう。どれどれ……


……


……


……


……


……


硬っ!!!


カニの殻を噛んでいるかの如き食感。バリバリ言ってるし。これは可食部ではない感じだわ。ちなみに味は悪くない。普通にベルモットとバターとオリーブオイルの香り。ときおりブラックペッパー。

つまり、サソリそのものには特に味を感じない。あるのはただひたすらに硬い外骨格のガリガリ、ゴリゴリとした食感。もっとこう、筋肉とか無いのかよ!

アジアンフォレストスコーピオンのワイン煮のハサミの部分は硬くて不味い。ここに新たなトリビアがうまれた。

まあ元から小さいサソリだしな。もっとデカいヤツなら、筋肉もついていてウマかったかもしれない。そういうことなら、胴体はどうだろう。


・筋肉が足りない

なかなかにぷっくりしていて、少なくともハサミの部分よりは肉付きが良いと思う。が、もしこの部分もハサミ並に硬かったら、こちらの歯がやられかねない。


少し気をつけながら噛んでみると……おっ、これは?


……


……


……


……


……


味がしねぇ


いや、正確にはベルモットとバターとオリーブオイルの香りが相変わらず感じられる。しかし、肝心のサソリ味がしない。いやサソリ味とか知らんけど。とにかく調理に使ったサソリ以外の素材の味しかしない

腹の部分は比較的軟らかく、内部にはそれなりに柔らかい組織がわずかながらあるが、あまりに少なすぎて味が分からない。トレードマークの尾の部分はスッカスカだ。


何だかんだで全てあっさりと食べきったが、トータルでの評価としては微妙だったと言わざるを得ない。味がしないので美味くも不味くも無いのだが、あまりに食感が悪い。というか、硬い。柔らかかったらワンチャンあったかも。

ということで、阿部華也子アナの言い間違いから爆誕した2022年5月21日のサソリ座のラッキーメニュー「サソリのワイン蒸し」は、硬くて微妙という結論

まあでも、なんかちょっとした苦行っぽさもあるし、確かに運が良くなりそうというか、黒魔術っぽい雰囲気でどことなく神秘的な気配がなくも無いというか。

もしかしたら、ワイン蒸しに向いているサソリの種類とか、あるいはサソリに適したワイン蒸しのレシピがあれば話は別かもしれないが……。そういうのに心当たりのある方、居られます?

参考リンク:フジテレビ『めざましどようび』、アサヒビール、Twitter #サソリのワイン蒸し
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Twitter

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