デザフェス作品「配送トラブル」報告続発…出展者悲鳴 佐川急便が誤配送・破損の事実認め謝罪

J-CASTニュース

   人気国際アート展「デザインフェスタ」に出展するため佐川急便に配送を依頼したところ、作品が違う場所に配送されたり会場に届いても破損していたりしたと、ツイッターに写真が次々に投稿され、拡散している。

   佐川急便は、違う場所への配送があったことは事実だと認めたほか、一部出展者の作品破損について「イベントの特性に合わせた配慮が不足しておりました」などとして、謝罪対応をしたことを明らかにした。


  • 誤配送された絵は無事に戻ったという(写真は、chop pop@chop_popさん提供)


  • 誤配送でガランとした出展ブース(写真は、chop pop@chop_popさん提供)

宮城県に誤って配送「ボーぜんとしました」

   出展ブースの隅に設置された白いテーブルには、書類を入れたビニール袋だけが置かれ、作品などは何も見当たらない。脇に丸イスが1つあるだけのガランとした空間だ。

   絵などを並べる予定だったというchop pop(@chop_pop)さんは2022年5月21日、こんな写真をツイッターに投稿し、「佐川急便の誤配送で荷物が会場に届かず、参加出来ませんでした」と報告した。

   chop popさんが出展予定だった「デザインフェスタ」は21、22日、アジア最大級のアートイベントをうたい、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。会場には、2日間で計4500ほどのブースが設けられ、連日大勢の入場者でにぎわった。

   ツイートによると、絵などを梱包して佐川急便に配送依頼したが、21日までに会場に荷物が届かなかった。そして、荷物は、宮城県に誤って配送されていたことが分かった。chop popさんは、「ボーぜんとしました」と心境を明かし、「初めての参加で荷物が届かないなんて思ってもいなかった」とつづった。

   chop popさんがその後、誤配送について交渉をした結果、佐川側から謝罪を受け、会場やレンタル代、旅費などを補償してもらうことになったという。25日には、「無事に絵が戻ってきました! また次に向けて頑張ります」とも報告した。

   chop popさんは25日、J-CASTニュースの取材に対し、誤配送の状況を明かした。それによると、自分で専用のサイトから出力した紙を段ボールに貼り付けたが、自宅に荷物受け取りに来た配送スタッフが、発送時に他の人の荷物のラベルを貼り間違えたと聞いたという。

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