Windows 11は10と比べて普及率が2倍。企業導入もこれまでで最も早く

PC Watch

Microsoft EVP & Chief Product OfficerのPanos Panay氏(左)、同社CVP of Device Partner SalesのNicole Dezen氏(右)

 Microsoftは23日(台湾時間)、COMPUTEX TAIPEI 2022における基調講演を実施した。EVP & Chief Product OfficerのPanos Panay氏と、CVP of Device Partner SalesのNicole Dezen氏が登壇した。

 2021年10月に発売されたWindows 11だが、Windows 10のときと比べて普及率は2倍で、特にビジネス向けではこれまでのどのWindowsよりも早く導入が進んでいるという。開発チームでは品質を重要視しつつも、一方で、ユーザーの声を聞きながら新機能の提供も続けている。

 パンデミックを経て世の中が大きく変わり、よりハイブリッドな働き方を行なうようになったことで、PCはさらに人々にとって必要不可欠なものとなった。米国では労働者の73%がハイブリッドワークを望んでいるといった調査結果もあるという。こういった中でWindows 11は仕事、学校、家庭の間をシームレスに移行でき、あらゆる人に向けたOSになっているとした。

Windows 10のときと比べて普及率は2倍

ローカルとWindows 365のクラウドデスクトップを簡単に切り替えられるように

 同社は2021年にクラウドを活用したWindows 365の提供を開始。Windowsをクラウドへと持ち込み、データをクラウドに安全に保存しつつ、あらゆるデバイスからWindowsを使える環境を実現した。さらにローカルとクラウドのデスクトップを切り替える機能なども用意し、ユーザーのニーズを満たす製品作りを続けているという。

 セキュリティ面については、高度なハードウェアレベルでの保護技術であるSecure-Core PCを展開。Windows 11の設計段階から取り組みを進め、どこでも使える安全性と生産性の両立を図った。加えて、CPU統合型のセキュリティ機能となるMicrosoft Plutonについて、採用製品がパートナーから順次登場しており、各パートナー企業とともに注力している。

 また、同社では先日、障害のあるユーザー向けのコミュニティイベントとなるMicrosoft Ability Summitを開催。Windows 11でもアクセシビリティはその中核を担っており、すべての製品をすべての人が使えるデザインを目指しているとしたうえで、ライブキャプションや自然な音声読み上げ音声、音声コントロール機能などのアクセシビリティ機能についても紹介した。

各パートナー企業と協業し、Secure-Core PCやMicrosoft Plutonなどを展開

すべての人がより快適に使えるデバイスの開発も

アクセシビリティ機能も拡充を進める

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