日産の軽EVサクラ、VRメタバースでハンドル握ってドライブしませんか

GIZMODO

VRChat上の体験ワールドは24時間365日いつでも行けます。Quest 2でもね!

日産から新たに軽自動車枠のEV「サクラ」が発表されました。EVならではの静粛性、軽ハイトワゴンなサイズ感と車内の広さのバランス、国と自治体のEV補助金をフル活用することで、123万3100円(商用車のグレードS・東京都の場合)~、129万9100円(グレードX・東京都の場合)~で購入できるリーズナブルな価格設定もあり、注目が高まっています。

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AC100Vコンセント、鳥の視点で車両の周囲を見通せるアラウンドビューモニターや、運転支援技術のプロパイロットはオプション扱いなんですけど、同じプラットフォームを用いた日産デイズのNAエンジン搭載グレードよりも安く買えるのだからお見事です。

バッテリー容量は20kWhで、WLTCモードでの走行距離は180km。複数の都道府県をまたぐような移動には向きませんが、近所の足として軽自動車を活用しているユーザーが多い現状を考えるに、十分な航続距離を実現していると言えるでしょう。

VRChatの特設ワールドでサクラに乗れる

Photo: 武者良太

そんなサクラに乗ることができるVRChatワールドが公開されました。それが「NISSAN SAKURA Driving Island」です。バーチャルEVサクラが用意されており、ドアをあけ、運転席に乗り込んで、ハンドル代わりのスフィアを握り、コントローラを操作して運転できます。

Photo: 武者良太

運転席だけではありません。助手席にも、後部座席にも乗れます。NISSAN SAKURA Driving Islandに集ったユーザー同士でドライブを楽しめます。

フル加速したときのトルク感、車体の剛性、新車の香り(?)などなど、リアルでなければ感じ取れないところもありますが、4人乗車でも広くて快適、静粛性が高く車内での会話が弾みやすことなど、軽EVサクラがある生活の要素は体験できます

バーチャルを活用した発表会も開催

Photo: 武者良太

同時に、別の特設ワールドでEVサクラのVR発表会も開催されました。

Photo: 武者良太

EVサクラは現実世界で使うプロダクトであり、日産グローバル本社ギャラリーでも発表会が開催されましたが、こちらはメディアやジャーナリストを対象としたもの。対してVR発表会はイノベーター寄りのアーリーアダプターが多いVRChatユーザーを呼び、新しい技術を投入しまくったEVをアピールしたものでした。

ターゲットを見据えた商品プロモーションとして、アリでしょうVR発表会。他企業の活動も含め、今後にも期待しちゃいます。

Source: VRChat