グーグル「従来の無償版G Suite」、非営利目的で利用継続可能に

CNET Japan

 Googleは2022年の初めに、「従来の無償版G Suite」の提供を終了すると発表し、一部のユーザーを驚かせた。このサービスを利用すれば、カスタムドメインで「Gmail」などを無償で利用できる。

Google backtracks to allow free use of custom domain on G Suite legacy for personal use
提供:Google

 5月半ばになり、Googleはユーザーが非営利目的で利用する限り、今まで使い続けてきた従来の無償版 G Suiteを利用できるようにすることを決定した。

 サポートページには、ビジネス目的で利用する場合、「従来の無償版G Suiteは2022年6月27日以降ご利用いただけなくなります」と書かれている。

 従来の無償版G Suiteを非営利目的で使用している場合、「Google Workspace」への移行を無効にできると説明されている。「その場合も、引き続きカスタムドメインでGmailをご利用いただけるほか、『Googleドライブ』や『Google Meet』などの料金のかからないGoogleサービスへのアクセスが可能です。データとご購入いただいたサービスも保持されます」(Google)

 ユーザーが何も対応しなかった場合、アカウントは8月1日に停止される。それ以降、Workspaceにアップグレードするか、移行を無効にし、非営利目的で利用する必要がある。

 Googleは、従来の無償版にはサポートサービスがなく、将来的に「一部のビジネス機能」利用が利用できなくなる可能性もあるとしている。

 1月19日以降、Workspaceにアップグレードしたあるユーザーによると、従来の無償版G SuiteにダウングレードしたいとGoogleのサポートに問い合わせたところ、同社のサポート用チャットボットを介して従来の無償版G Suiteに戻せたという。

Google backtracks to allow free use of custom domain on G Suite legacy for personal use
提供:Google

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

Source

タイトルとURLをコピーしました