「ポスト坂本勇人」は中山礼都? 野球センスは天才的「起用し続ける価値ある」

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   高卒2年目の若武者がレギュラー奪取のチャンスをモノにできるか。巨人の中山礼都だ。

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「多少のミスに目をつむって…」

   正遊撃手の坂本勇人が右膝内側側副靱帯損傷、正二塁手の吉川尚輝が左肩甲骨の骨挫傷で相次いで戦線離脱。廣岡大志、湯浅大ら先輩たちと二遊間の定位置争いを繰り広げる中、20歳の中山が存在感を示している。

   5月1日に1軍昇格すると、2試合連続スタメン出場した6日のヤクルト戦(東京ドーム)で3回に原樹理の144キロ直球を左前に運ぶプロ初安打。ここで終わらない。プロ初盗塁を決めると、丸佳浩の中前適時打で本塁生還し、プロ初得点をマークした。次の塁を狙う積極性は失速しているチームに最も必要な要素だ。当初は二塁で起用されていたが、8日のヤクルト戦(東京ドーム)以降は本職の遊撃で3試合連続スタメン出場。俊足を生かした広い守備範囲で送球も安定している。

「ポスト坂本勇人に最も近いのが中山でしょう。野球センスは天才的なものがある。昨年も高卒1年目で(ファームでは)規定打席には到達していませんが、打率.309をマークしている。内外角に器用に打ち分け、詰まらされても外野の前に落とす高等技術を持っている。人懐っこい笑顔で先輩たちからかわいがられていますが、野球に対しては貪欲です。昨オフは年末年始を含めて無休でトレーニングに打ち込んでいた。坂本が遊撃の定位置をつかんだのは高卒2年目。中山も結果を出し続ければ、ブレークする可能性は十分にある。多少のミスに目をつむって起用し続ける価値はあるでしょう」(スポーツ紙記者)

   担当スカウトの青木高広氏はドラフト指名時、「攻走守三拍子そろった、将来レギュラーを獲れる実力がある選手。広角に打つ事ができて打撃能力も高い。フットワーク、グラブさばきが良く、肩が強いのも魅力」と評していた。

   苦い経験も糧にしなければいけない。12日の巨人戦(横浜)では1回の守備で先頭打者・桑原将志の左中間に飛んだ打球を背走したが捕球できず。本来なら左翼手・ウォーカーが捕るべき打球だが打球判断が遅いため、遊撃の中山が深追いしなければいけない。落下地点には入っていたので横浜スタジアムの風が頭に入っていれば捕球できただろう。ミスを繰り返さないために、実戦経験を積み重ねるしかない。

   中京大中京高では「3番・遊撃手」で2年秋の新チーム結成以降、公式戦負けなしの28連勝を達成。共にチームを支えたエース・高橋宏斗は中日にドラフト1位で入団し、4月7日のヤクルト戦(神宮)でプロ初勝利を挙げるなど4試合登板で2勝2敗、防御率3.68と頭角を現している。中山も負けられない。憧れの坂本を脅かす存在になれば、戦力の底上げにもつながる。今後の活躍に要注目だ。(中町顕吾)

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