窓に描ける画材「キットパス」で家の外を海にしてみた

ロケットニュース24

幼い頃、窓いっぱいに絵を描いてみたいと思ったことがあった。

窓から見える景色に自分の絵を溶け込ませたら、絵が現実世界に飛び出してきたみたいで面白そうじゃん? 当然実行したらめちゃくちゃ怒られるのは分かっていたので、実行することはなかったが。

──まさかその夢が、大人になった現在で実現することになろうとは。

2022年には、ガラスに描ける上に簡単に消すことができる夢のアイテムがあるんだって! かがくの ちからって すげー!


・kitpas

そのアイテムの名は、「kitpas(キットパス)」


どう見てもクレヨンにしか見えないけれど、ガラスにも紙にも描ける新感覚の画材だ。筆者は16色セットを購入したが、6色セットや24色セットもあるので使いたい色に合わせて購入することができる。

なお、公式サイトでの価格は16色セットで税込1430円。



今回キャンバスになってもらうのはこちらの窓。外にいる人からも見える窓なので、もし汚れてしまったら同居している両親にそれはもうたっぷりと怒られるのが目に見えている。


本当に大丈夫なんですよね!? パッケージの表記を信じますよ……!? 


恐る恐る線を引いて……


濡れたタオルで拭ってみると……


めちゃくちゃ綺麗に消えた~~~!!! 

ちなみに、この時力はほとんど入れていない。本当に軽くさっとこすっただけで、筆跡は跡形もなく消えてしまった。なるほど、確かにこれなら安心してお絵かきできる!!


・大満足

──で、こちらがいい大人がキットパスを存分に楽しんだ跡である。窓から見える青空を活かして、家の外を海にしてみた。

実際に描いてみて分かったけれど、キットパスは通常のクレヨンよりかなり柔らかい。大きい面積を塗りつぶすと、爆速で残量がなくなっていった。

描いている間、ずっと「口紅とかリップクリームで絵を描いたらこんな感じかな~」と思っていた。紙が巻かれていない部分に少し触れただけで手に色がついてしまうレベルだったので、汚れてもいい服で使うのが吉かもしれない。

ただ、その分グラデーションを作ったり、上から別の色を重ねたりすることも簡単にできる。魚たちの体色を自然に再現することができて楽しかった。

キットパスの角度を少し変えれば、事前に塗った部分を削って細かく線を引くこともできる。これも通常のクレヨンではなかなか味わえない感覚だった。

空の色や太陽の光という自然の要素も相まって、紙に描く絵とは全く違う印象の作品になった! 当日は快晴だったこともあり、本当に海の中にいるような雰囲気を出すことができたぞ。


・大きく描いてもちゃんと消える

あ~、満足した! 本当だったら未来永劫この作品を残しておきたいところだけど、そういうわけにもいかない。

何事も始まりがあれば終わりがあるものです。そんなわけで……


さよなら!!


あぁ……


海の絵を完成させるまでには2時間ほどかかったのだが、消すときは2回拭いただけで作業が終了してしまった。

かなり濃く塗っていた部分があったにもかかわらず、窓は何事もなかったかのように透明になっている。安心したのと同時に、ちょっと寂しくもなった。儚い命だったな……。


・表現の幅が広がりそう

くっ、現代のお子様が羨ましいぜ……! 小さい頃にこの商品を手に入れていたら、間違いなく窓という窓を絵で埋め尽くしていた自信がある。

紙だけでなく窓や鏡にも描けるということで、アイデア次第で色々な作品が生み出せそうなキットパス。いつもの景色に彩りを添えられる、とっても素敵なアイテムだった!

参考リンク:キットパス
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

Source

タイトルとURLをコピーしました