【本日発売】吉野家が開発に10年をかけたという「親子丼」を食べた率直な感想 / イートインで食べた方が良いかも

ロケットニュース24

2022年4月19日、大手牛丼チェーンの「吉野家」は “新” 親子丼の販売を開始した。この商品は開発に10年を費やしたのだとか。

10年だと!? そんなに時間をかけたのなら美味いんじゃないの? ってことで実際に食べてみることにした。はたしてその味は……。

・開発に10年

公式サイトの商品説明には次のようにある。

「とろりなめらかな玉子、ぷりっとした鶏肉、シャキっとした玉ねぎ、それぞれの食感を楽しめる吉野家特製たれをたっぷりと使った一品です」


開発に10年かけた割には説明文は普通な感じがするんだけどなあ……。もっとこだわったポイントとか熱く語ってくれても良さそうなんだけど。まあ、食えばわかるだろうってことで、近所のお店にやってきた。販売価格は並盛税別398円、大盛税別568円である。


ちなみに昼時に買いに行ってみたところ、2階建てのお店は満席。入店を待つ人が数人並んでいる状況だった。テイクアウトも順番待ち。昼時の人気は相変わらずである。


・その味は?

さて、これが吉野家の親子丼。開発10年の力量を感じさせてくれるのか?


フタを開けてみると……。見た目には時の重さを感じないかな。いたって普通のどこででも食えそうな親子丼に見えるんだけど、問題は味だな。


親子丼の主役、鶏肉を食べてみると柔らかくてプリっとした食感。噛むごとに肉に含まれた出汁がジワリとしみ出てくる。玉子もしっかり出汁を含んでいて、全体的に “出汁感” の強さを感じさせる。


汁だくだからご飯にも十分に味が浸みわたっている。


ひょっとして親子丼は仮の姿で、実際は「出汁丼」なのではないか? と思えるくらい旨味が強い。開発期間の長さは感じられなかったけど、間違いなく美味しい丼に仕上がっていると言えるだろう。

テイクアウトで食べるよりもイートインの方が、玉子のとろける食感を楽しめるのではないだろうか。


本来であれば、吉野家が一丸となって親子丼を大々的にPRしたかったはずである。それが不適切発言によって、発表会さえ開くことができなくなってしまった。現場で働く人たちやこの商品の開発に携わった人たちの気持ちを想像すると、やるせない気持ちになる。せっかく良いものを作ってるのに……。

とにかくこの親子丼は美味しい。価格を超えるパフォーマンスを実現している。興味のある人は1度食べてみて欲しい。


・今回訪問した店舗の情報

店名 吉野家新宿南口店
住所 東京都渋谷区代々木2丁目8-5
時間 24時間(月曜5:00~0:00)

参考リンク:吉野家朝日新聞
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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