全国68万件の交通事故発生現場を日本地図上に可視化して危険な交差点が一目でわかるマップ「みえない交差点」

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警察庁が公開した2019年~2020年に発生した68万件の人身事故データに加えて、国土交通省が2022年3月に指定した「事故危険箇所」のうち交差点のみをマッピングした「みえない交差点」を、朝日新聞が公開しました。

全国68万件の交通事故マップ-みえない交差点-プレミアムA:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/special/jiko-kosaten/

「みえない交差点」にアクセスすると、日本地図におびただしい数の青い点が表示されます。


地図はドラッグすることで視点の移動が可能で、マウスホイール操作でズームアウト・ズームインが可能。首都圏一円にクローズアップするとこんな感じ。


薄紫色のポイントは、国土交通省が公開した事故危険箇所のうち、交差点に当たる場所。


ピンク色のポイントは、朝日新聞が独自に取材した全国78箇所の危険交差点を示しています。


地図を新宿駅周辺にズームしてみました。大量に打たれている青い点は、警察庁が公開した68万件の人身事故データのうち、負傷事故が起こったポイント。カーソルを点に重ねると、負傷者・当事者・損傷・当事者らの年齢などの情報が表示されます。


また、水色の点は、死亡事故が起こったポイント。カーソルを重ねると、青い点と同様に事故の情報が表示されます。


左カラムでは、表示する人身事故発生ポイントの条件を調整することができます。例えば、信号のある場所での事故だけを表示したところが以下。


逆に信号のない場所での交通事故発生ポイントが以下。明らかに信号のない場所の方が、事故が多く発生していることがわかります。

また、事故の発生時間を5時~10時、11時~15時、16時~18時、19時~4時で表示を変えることができます。午前中に発生した事故のポイントは以下で……


午後に発生した事故のポイントがコレ。見比べたところ、発生している事故の件数では大きな差はありませんが、午後の事故発生ポイントは新国立劇場前や新宿大ガード西側など、大きな交差点に集中する傾向が強い印象を受けます。


さらに、事故の当事者の年齢でも表示を切り替えることができます。


そして、事故の当事者が車に乗っていたのか、歩行者だったのかに応じても表示を切り替えることが可能。例えば、「車の事故」に当たるのは以下。


「軽車両」は自転車など。


「歩行者」が関わった事故はこんな感じ。


右上の「分析編へ」をクリックすると……


さらに詳しいデータの分析やグラフが用意されているので、気になる人はぜひ目を通してみてください。


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