【ポテト通信】ごくありふれた日常の安ポテトと、ポテト屋女将の営業方針 / カンバ通信:第151回

ロケットニュース24

ジャンボ。ポテリストのチャオスだよ。今日のポテ通の舞台は、ルンガルンガ通り(lunga lunga road)沿いにある小さな小さなポテト屋さん。その店に電気は通っていなく、加熱方法はプロパンガスのみ。

そんな中、女将(おかみ)は黒くて汚い鍋でポテトをジュワジュワと作っていた。オレが注文したのは当然ポテト。あとはファンタを1つオーダー。

ポテトが揚がるまで店内を観察してみる。テーブルの上には、トマケチャ(トマトケチャップ)、チリソー(チリソース)、そしてペッパー(コショー)。とりわけ珍しくもない、ごくごくありふれたポテト屋だ。


やがてポテトがやってきたので、オレはまずチリソーをかけた。そしてトマケチャ……を入れようとしたら、ボトルの中が空だった。


水のようなもの(←?)を持ってきた女将に、私は尋ねた。「ねえ、このトマケチャ、入ってないよ。別のトマケチャ持ってきてよ」と。すると彼女は


NO(ノー)


と言った。オレは「エッ?」ってなった。しかも女将、「コショーでなんとかして」とまで言い切った。再びオレは「エッ?」ってなった。すると女将は事情を詳しく話し始めた。


「トマケチャ嫌いな人が多いから、ウチ、トマケチャやめたのよ。だからコショーをかけてなんとかして」。


──それならトマケチャの空容器を置いとくなよと思ったが、ちょっと怖い女将なので何も言わずにコショーをかけた。ポテトにはキャベツとニンジンのサラダが添えられており、それにもコショーをたくさんかけた。


味は普通。うまくもなく、まずくもなく。ただ、量がハンパなく多かったんで少し残した。あと、ポテトに黒い斑点(←?)が多かったのが印象に残っている。ちなみに価格は50Ksh(約50円)だった。


4時間後、オレは腹の中はガス(屁)でパンパンだった。でも、下痢(PP)にはならなかったので、プープー(PP)と屁(Poo)をしまくった。娘が言った。「お父さん、くさい」と。

もうそんな年頃か。クワヘリ。


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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