先日、飛行機で大阪に行った。だが、その日は雨だったので窓から見えるのはほぼ雲だった。
しかしたまに雲が途切れて海が見えた。
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ってことは雨雲レーダーを見れば、いま見えてる雲がレーダーに映っているんじゃない?
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)
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雨雲レーダーの通りに雲がある
いまは飛行機の中でもネットが使えるので、フライトレーダー24というアプリを使うと自分がどこを飛んでいるのかが分かる。変な形の海岸線が見えたらグーグルマップで調べることができるのだ。
雨だと雲しか見えないのだが、ならばその雲と雨雲レーダーを見比べてやろう、というのが今回の趣旨である。
雨雲レーダーでも雲がまだらになっている。なるほど!同じだ。
伊豆半島を抜けると外は雲一色になった。地上は見えない。
レーダーではどうなっているのだろう。
雨雲レーダーでもしっかり雲だ。
このレーダーに映っている雲が、窓の外のこれ! 窓の外の雲が、レーダーのこれ!
雨雲の上から雨雲レーダーを見るなんていつもと逆だ。いつもは地上でじっとして雲が動くのを待っているだけだが、いまは雲の上を猛スピードで移動している。
こんな逆視点、大腸検査のときに大腸カメラで大腸側から肛門を見せられたとき以来だ。
雨雲レーダーの端で雲も終わる
大腸検査のことを思い出していたら、飛行機は紀伊半島に近づいてきた。レーダーではこのあたりで雨雲が終わっているのだ。雨雲の端である。
外を見ると……
雨雲レーダーの通りだ。当たり前だけど興奮する。
ここから飛行機は徐々に高度を下げていった。雲の下に入るので地上がよく見える。雨雲レーダーとの見比べの時間は終わり、窓から見えるものとグーグルマップの見比べの時間だ。
曇りだと飛行機の際でも面白くない、と思ったが雨雲レーダーがあれば十分楽しめる。
地図と窓の外、雨雲レーダーの3つを見比べるのに忙しすぎてCAからもらったジュースをその場で飲み干してすぐ返すほどであった。