複雑な世界で常識からはみ出すことなくまっとうに生きるためのヒントを集める「健常者エミュレータ事例集Wiki」とは?

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一般常識に外れた行動をしたり空気が読めなかったりすると、社会集団の中で「異常者」としてつまはじきにされてしまいます。しかしながら世の中というものは複雑で、何が常識で何が正しい行動なのか判断することは難しいもの。そのような「世間一般の常識的な行動」を経験ベースの事例集としてまとめたものが「健常者エミュレータ事例集Wiki」です。どんな場合にどんな行動をとるのが常識的で、どんな行動が非常識なのかが、実体験を交えて記されています。

健常者エミュレータ事例集Wiki
https://healthy-person-emulator.memo.wiki/


健常者エミュレータ – contradiction29’s blog
https://contradiction29.hatenablog.com/entry/2021/06/30/210154

作者サイトによると、常識的な社会集団から「異常者」として排除されてしまわないように、われわれは健常者のふり(エミュレート)をしなければならず、そこで必要になるのが「健常者エミュレータ」とのこと。「ある特定の状況」があり、そこで「常識的な人ならどのような行動をとるのか?」を個別かつ具体的に学習しておくことで、仮に非常識的な性質を持つ人でも「常識的なふりをする」ことが可能になります。


特定の状況とそこで取るべき行動、ないし取るべきではない行動を学習するためには、とにかくあらゆるケースを想定して「常識」「非常識」を学んでいくことが必要。そのために構築されたのが「健常者エミュレータ事例集Wiki」です。事例集Wikiは誰でも自由にページ作成やページの編集ができ、エミュレータを完成させるための「集合体」を欲しているとのこと。

Wikiのトップページには、週間の閲覧者数を基準にピックアップされた「十選」と、十選に載っていない記事から管理人がピックアップした「良記事」が並んでいます。まずは記事作成時点で十選に挙げられていた「会話を切り上げる」をクリックすると……


個別ページに遷移します。基本的に各事例は「誰が、どこで、いつ、何を、なぜ、どのように」といういわゆる「5W1H」のフォーマットで記されており、その後に事例ごとの詳細が捕捉されています。多くのページが5W1Hのフォーマットで書かれていますが、これはあくまで書きやすく学びやすいためのテンプレートとのことで、書く時には自由に変えてしまってもよいとのこと。


「会話を切り上げる」の事例では、あまり会話が盛り上がっていない時には無理に会話を続けることなく会話を終了させることのメリットを主張し、より具体的に「どのような時に会話を切るべきか」「どのような言葉で会話を切るのがよいか」が解説されていました。


また、「ウェブブラウザのタブを閉じないまま放置してはいけない」をクリックすると……


同じ5W1Hのフォーマットですが、こちらは「失敗例」が記されていました。どんなケースでどんな行動をとると失敗するのか、すなわち「異常者」になるのかが学習できます。


トップページの左側メニュー内の「記事一覧」から、「恋愛」「学校」などのタグごとの事例を学習できます。また、事例は主に「やったほうがよいこと」「やってはいけないこと」のどちらかに区分されており、正しく事例を学んでいくことで世間一般の常識に照らして「正しい行動」を取り続けていくことができるはず。


また、メニューの「ページ一覧」から、Wiki内の全ページを見ることができます。


「健常者エミュレータ事例集Wiki」の最新の更新まで追いかけたい場合は、更新通知Botからチェックすることができます。


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