有事に人数が足りない自衛隊医官 – 中村ゆきつぐ

BLOGOS

NHKニュースです

ダイヤモンドプリンセスの時の自衛隊中央病院の活用コロナワクチン集団接種支援など、国民のために活用されてきた自衛隊衛生。それもこれも有事の時に政府が自由に活用できる医療者が日本には自衛隊にしかいないことが問題です。(災害派遣などではDMAT、JMATなどがあり)

だからこそ、今回のコロナの有事のような時には医療者の強制活用ができるような法律を早期に作る必要があったのに、それを6月以降にするという先延ばしを岸田内閣はしています。そう余力を持った準備をしていないからオミクロン6波が来てあわてるし、今回みたいな他国の戦争による有事衛生対応ニーズが本当に起きてしまって、さあどうしようとなるのです。本当前から準備しておきましょうという施策ばかりです。(それでも6波乗り越えそうだし、ウクライナ情勢ポーランド派遣もどうなるかはわからないのですが)

現役自衛官は今回の東北の地震の対応もされていると思いますが、衛生だけでなく、自衛隊、精鋭とは名ばかりで圧倒的に人数が足りません。だからこそ軍隊派遣は避けようという建前で世界の支援で大きく運用することを控えていたのですが、今回みたいに有事が続けて出てしまうと、今の人数では1日24時間では足りません。

防衛省の医療者、衛生職種は政府、厚労省、そして今回の外務省含めていいように使われます。そして防衛省も人数、物品を大きく改善せず現状のまま仕事だけふってきています。精鋭であるからこそ短期では維持できているのですが。

今後の運用を考えていく上で、それでなくても人を増やすことが少子化含めて難しい時代、なんとかして欲しいと現役時代から思っています。
(財務省含めて、いくら上層部に言っても「公務員の人数を増やすことはありません」が当時の回答だったなと思い出します。働き方改革なんて存在自体がなかった時代です)

PS:現役時代の生物兵器に関する仕事が防衛省HPに残っていましたw こういうところも自衛隊の少し悪いところです。

タイトルとURLをコピーしました