当サイトには餃子を愛する餃子ライターが複数在籍している。
実を言うと、筆者(高木はるか)もその一人。タネの作り方を研究することかれこれ5年ほど。最近になってついに納得のレシピを見つけた、自炊系餃子ライターである。
ところが業務スーパーで見かけた『鶏皮ぎょうざ』には、旨すぎて白旗をあげた。こんなに美味しい餃子が簡単に食べられるなんて、未だに信じられないんだよな……。
・鶏皮ぎょうざ(税抜498円)
『鶏皮ぎょうざ』とはその名の通り、小麦粉の皮ではなく、鶏の皮でタネを包んだ餃子だ。冷凍品で500g入り。
数えてみると19個も入っていた。鶏皮のサイズに個体差があるためか、大きさはバラバラである。
調理は簡単。凍ったままの状態で熱した油に投入し、5分ほど揚げるだけ。
油跳ねが激しいので、火傷に注意。投入直後は特に、コンロ前に立つのも嫌なぐらいに弾けまくっていた。
油を切れば、あっという間に完成だ!
・居酒屋いらねぇ!って言いたくなった
キツネ色にコンガリと揚げあがり、皮はパリパリだ。食べる前からわかる……コレは絶対に美味しい。見ているだけで思わずヨダレが垂れそうだ。
まずは一口……
うむ、旨い! 味付けがしっかりされているため、タレは無くてもOKかな。
噛むごとにパリッとジューシーな鶏皮がはじけ、家のご飯っていうよりは、完全にお店の味。噛むほどに皮そのものから旨みを感じるのが面白い。パンチ効いてる~~~!!!!
意外だったのはタネのあっさり感。
使われているのは鶏肉とキャベツ、たけのこ、しいたけ、ねぎなどの野菜。鶏皮の脂っこさとの相性が考えられているのだろう。全部がコッテリしていたら、脂の味しかしなくなってしまうからな。
これは絶対にお酒に合う! と確信し、日本酒を出してあわせてみた。
っクゥ~~~~!!!!
お酒、合う! めっちゃ美味しいです!!
一口餃子を食べては日本酒をチビっと飲み、餃子を食べては日本酒を飲み……このループ、永遠に続けられる。
こんなに美味しいおつまみが自宅で食べられるなら、居酒屋行かなくなっちゃう。お店つぶれちゃうよ! ……思わずそう言いたくなった。しかも500g入りで500円ほどって、信じられないぐらいコスパがいいんだもの。
──上機嫌でエンドレスに餃子飲みを続け、すっかり仕上がった。ところが食べ終わった筆者の前に無慈悲な現実が待ち受けていたのだ。
それは……
大量の油が飛び散り、布巾で拭くのもためらうほどにベトベトに汚れたコンロである。
揚げ物をする機会が少ない我が家では、過去トップクラスの汚さ。まずはキッチンペーパーで拭き取り、エタノールで拭き取り、最後に水拭き……。酔った状態で大掃除するのは、難儀という他なかった。
手間をとるか、コスパをとるか──。ここをポイントに業スーの鶏皮ぎょうざか居酒屋、どちらを選択するか決めても良いのかもしれない。
参考リンク:業務スーパー 鶏皮ぎょうざ
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.