「銭湯の湯」消毒方法変更に懸念 – 大田区議会議員奈須りえ

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お風呂屋さんの衛生などについての基準を定める条例が改正されました。

●これまで、塩素系薬剤で消毒していた方法に加えて、新たな薬剤の使用を認める。
●男女混浴年齢を10歳から7歳に引き下げる、

という二つの改正でした。

条例改正に、賛成はしましたが、
●薬剤使用の上限が無いため、水を入れ替えるべきところ経費削減から薬剤投入で済ませ、安全面に心配があること。
●7歳で保護者の付き添いなく、一人で入浴は、安全面で心配であること。

の2点を指摘し、賛成としました。

いまも、反対すればよかったか、と思う気持ちがあります。

第83号議案 大田区公衆浴場の設置場所の配置及び衛生措置等の基準に関する条例(一部改正)

は、国の法改正に伴い、旅館業におけるお風呂と公衆浴場の衛生に必要な措置の基準や構造設備の基準について、国の法改正に伴い変えるための条例改正です。

入浴施設の衛生管理基準は、私たちの暮らしの衛生に直結する問題で、非常に重要です。

不特定多数の利用が前提の、旅館の入浴施設や公衆浴場の、衛生環境の向上のための改正と説明を受けましたので賛成いたします。

一方で、気になるのは、

これまで、塩素系薬剤により消毒していた方法に加え、モノクロラミンの使用を認め、モノクロラミンによる消毒を可能にする条例改正だと説明を受けたのですが、

条文は、

現行「塩素系薬剤による消毒とその他の方法による消毒とを併用し」と書かれている部分を、

改正規則で定めるところにより消毒を行い」、と変えるため、

【1】将来新たな消毒方法や薬剤が見つかった場合、新たな方法を行政内部の決定だけで加えたり削除したりが可能になります。

議会の関与の後退で問題があることを指摘します。

また、

本来お湯をできるかぎり頻繁に変えることで、清潔を保つべきですが、
コストとの関係で、お湯を変えずに薬剤を使うことで衛生状態を維持することが選ばれる場合もあると思います。

条例の基準には、薬剤投入量の最低基準

塩素で0・4以上、モノクロラミンで3mmg以上という下限値が示されるだけだそうです。

お湯を取り換えず、衛生状態を薬剤で保とうとすると、薬剤濃度が高くなりますが、上限が示されていないため、経済性を求めるあまり、塩素やモノクロラミンの使い過ぎによる安全性も心配です。

大田区は、年に一回浴場の水質検査をしているそうです。

衛生状況をしっかり監視していただきますよう要望いたします

特に、これまでは、抜き打ちで検査をしていたそうですが、昨年今年はコロナで、短時間で検査をする必要があったため、事前に連絡してから検査を行ったそうです。

事前に連絡してから水質検査をするのでは、検査の意義も半減します。

コロナの体制から早く通常に戻ることを希望したしますが、コロナであったとしても、通常どのように営業されているのか、水質の衛生管理が行われているか、実態把握に努めるよう要望します。

格差と貧困が問題になっていますが、貧困は、住宅環境にも影響を及ぼし、風呂や浴室の無い居住空間に暮らし公衆浴場を使用している方も少なくありません。

公衆浴場の役割はさらに重要になっていますので、衛生管理に努めていただくよう要望し賛成といたします。

また、今回、公衆浴場の混浴制限年齢を10歳から7歳に引き下げるための改正も行います。

令和元年度に行われた「子どもの発育発達と公衆浴場における混浴年齢に関する研究」の研究成果や、改正に係るパブリックコメントの結果等を踏まえ、昨年12月に厚生労働省が出した通知をもとに今回の引き下げが行われます。

こどもの成長が早まるなどして多くの意見が混浴年齢の引き下げを求める一方、保護者と別々にスーパー銭湯など含め入浴施設に入ることでの安全面を心配する声もありました

大田区の当該施設に於いて、安全確保のための方策については、事業者だけに任せるのではなく、運用に十分に配慮対応することをもとめ賛成といたします。

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