Googleアナリティクスが2023年に旧バージョンを廃止すると発表、「GA4」への移行方法はこんな感じ

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Googleアナリティクスは2005年にリリースされて以来、数々のアップデートが行われてきました。このたび、2012年から2020年までGoogle Analyticsのプロパティを作成した場合に利用されていた「ユニバーサルアナリティクス」と、2016年にリリースされたGoogle Analyticsの有償版にあたる「ユニバーサルアナリティクス360」が、2023年7月1日をもってアクセスの計測を終了すると発表されました。2023年以降もGoogleアナリティクスの利用を続ける場合はGoogleアナリティクス4への移行が必要となります。

Prepare for the future with Google Analytics 4
https://blog.google/products/marketingplatform/analytics/prepare-for-future-with-google-analytics-4/

ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します – アナリティクス ヘルプ
https://support.google.com/analytics/answer/11583528

2020年にGoogleは「Googleアナリティクス4」をリリースし、機械学習を利用した分析やプラットフォーム・デバイス間での分析、広告プラットフォームとの統合などを強化していました。一方で、旧バージョンのユニバーサルアナリティクスは2012年リリースということもあり、Cookieを利用してデスクトップPCなど単独のデバイスからの独立したセッションを計測することを念頭に作成されています。スマートフォンの利用増加やサードパーティーCookieの廃止に代表されるプライバシー意識の高まりなどによって、こうした測定方法は時代遅れになっています。

Googleは2022年3月16日のブログ投稿で、ユニバーサルアナリティクスのヒット処理を2023年7月1日で停止すると発表しました。ただし、ユニバーサルアナリティクス360のプロパティに関しては、新たな機能が2021年10月に導入されたばかりという点を受けて、3カ月先の2023年10月1日にヒット処理を停止予定とのこと。ヒット処理停止後は新たなデータの処理が行われず、過去のレポートのみ閲覧可能な状態になります。

◆Googleアナリティクス4への移行方法

Googleアナリティクス4を利用するためには、ページに埋め込むタグとして「gtag.js」の利用が必須となっており、ユニバーサルアナリティクスの利用の際に「gtag.js」を使っていたかどうかで移行方法が異なります。どちらの方法であっても、まずGoogleアナリティクスを開き、左下の「管理」から「GA4設定アシスタント」をクリックします。


「はじめに」をクリック。


「新しいGoogleアナリティクス4プロパティの作成」という画面になります。ここで、ユニバーサルアナリティクスでgtag.jsを利用している場合は「既存のタグを使用してデータ収集を有効にします」にチェックを入れることが可能になっています。チェックを入れられない場合は「・gtag.jsを利用していない場合」へ。入れられる場合はチェックを入れて「プロパティを作成」をクリックします。


「GA4プロパティを確認」をクリックするとGoogleアナリティクス4のプロパティが開きます。


「レポート」の「リアルタイム」を開くと、データが収集できているのが確認できます。


・gtag.jsを利用していない場合
チェックを入れずに「プロパティを作成」をクリックします。


「GA4プロパティを確認」をクリックしてGoogleアナリティクス4のプロパティを開きます。


「アシスタントの設定」が開くので、左のメニューから「データストリーム」をクリックします。


先ほど接続したデータストリームが表示されるので、右の矢印マークをクリックします。


「タグ設定手順」の項目にある「グローバルサイトタグ~このタグを設定」をクリックすると下に埋め込むためのコードが表示されるので、このコードをサイトに貼り付ければOK。既存のユニバーサルアナリティクスのデータには影響を与えないため、「ga.js」などと並べて貼り付けても問題ありません。


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